第一次世界大戦が始まった年に書かれた物語。挿絵は一枚だけ。クエンティン・ブレイクは、おそらく社会情勢が厳しくなって、農場も忙しくなったので、絵を描く時間が取れなくなったのではないかと言っている。
クエンティン・ブレイクのイラストに惹かれて手にとって、ビアトリクス・ポターのお話だと気づいて驚いて借りた。
クエンティン・ブレイクは、前から好きなイラストレーターだったけど、思っていた以上にすごい人だったのね。ナイトだって。
ビアトリクス・ポターの時代のジェンダー観って、がっちがちだったのね。大正時代じゃ仕方ない。
いとこのジョンとやせっぽっちのジミーは毛皮になった。獲物袋に入っていた二羽の子ウサギは、ミスター・トッドが捕まえたのではなく、イタチたちが手に入れた獲物かな?
青い上着のうさぎは、大人になったピーター?
大人になれるウサギは、生まれてくるウサギの10%。その激戦をくぐり抜けてきたから、このウサギはこんなに賢いのかな?
キティと別れてからおばあさんの家で再会するまでの間に、ウィンキーピープスはきつねのミスター・トッドと遭遇して、しっぽをちぎられたのね。そのお話がすごく気になる。
ウィンキーピープスが主役のおはなしはないの?
「おはなし」シリーズを読み直したいな。全部で22冊。