- Amazon.co.jp ・本 (567ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863940185
感想・レビュー・書評
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これは、商談などで実践しています。
7つの習慣は内的実践ですが、これは外的実践法ですね。
しかし、3冊含めてこのシリーズは常に読み続けないといけない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家庭、学校、職場、社会、国家における
The 3rd ALTERNATIVE:
SOLVING LIFE'S MOST DIFFICULT PROBLEMS
https://fce-publishing.co.jp/book/p863940185/ -
スティーブン・R・コヴィー博士の著書です。
世界中(家庭から国)、大小含めいたるところで発生している人々の対立があります。
お互いの主張を声高に言い合うだけでは決して解決することなく、Win-Loseの関係になってしまいます。
だからといって妥協することはもっと悪く、Lose-Loseの関係になってしまいます。
第3の案とは、両者がWin-Winとなれる新たな案です。
この第3の案を構築するためにはどうすれば良いのかが書かれています。
自分を冷静に顧みる→相手を人として見る→相手の考えを傾聴する→シナジー(相乗効果)で新たな案を構築する
というのが、全体の流れです。
特に重要なのが、「相手の考えを傾聴する」ところです。
第8の習慣のレビューでも触れましたが、トーキングスティック・コミュニケーションがツールとして大きな役割を果たしています。
トーキングスティック・コミュニケーションとは、スティックを持った人が理解されたと思うまで、それ以外の人は感情移入して聴くというルールで行われるコミュニケーションです。
この方法は、使えると改めて思いました。
最近では、イラン-米国、トランプ大統領-グレタさんなどの対立がありましたが、こういった問題も二者択一の発想ではなく、第3の案を構築する形で解決していければ良いですね。 -
第3の案とは、要は止揚(アウフヘーベン)のこと。つまり、合い対峙する2つの事象をより高次の1事象に統べることにより、不要な対立を避け、重要な結果を導き出すことである。これの実践方法をこと細かく、また事例付き解説でするのが本書である。 Win-Loseにも、Lose-Winにも、Lose-Loseにもならずに、Win-Winとなる第3の案を探すことができれば素敵だと思わないだろうか? もし、そうしたいのなら本書を読むべきだろう。役に立たない理想論とは一線を画し、本書は本物である。というもの、どうしても第3の案が見つからない相手がいることを認め、その場合はノーディールを選択肢としているから。また、当然ながら、この作者が7つの習慣のコヴィーであることも見逃せない。ビジネス・パーソンならずとも、必読の書といえる。
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Win Winの関係をもっと信じられるようになったし、そのような関係を築きたいとより思うようになった。
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・目的を定義すること
「対立を問題ではなく、機会としてとらえること」
・シナジーに到達する4つのステップ
①あなたも私も考えたことのない効果的な解決策を探してみないかと問いかける。
②よりよいアイデアはどのようなものだと思う?と質問する。それによりすべきことの明確なビジョンができ、全員が満足できる結果であるかどうかを評価する基準-両社の要求を上回る基準-が定まる
③基準を満たす解決策を件とし始める。自分たちのアイデアを正反対にしてみたりする。極端な可能性を検討できるかどうかがシナジーの成功の鍵を握っている。
④興奮状態になれば、シナジーに到達している。 -
「7つの習慣」の著者の最新刊。根底にある基本的な考え方は「7つの…」と同じであるが、本書は特に「第4」から「第6」までの3つ習慣をより深め、対立する相手とともに「Win-Win」や「相乗効果(シナジー)」を追求することが、最終的には「二者択一」のジレンマを超えた「第3の案」を生み出すとして、そのためのパラダイムと手法を提示する。
著者は、何らかの対立が起こっている場合、それが家庭であれ、職場であれ、或いは国際紛争であっても、対立する双方の陣営が、お互いにしっかりと自省するとともに、他方に対して心を開いて傾聴し、真に理解し合えば、勝ち負け(Win-Lose)でも妥協(Lose-Lose)でもなく、より良い結論に至る道が開けると説く。
著者の主張を理想論として片付けるのは簡単だが、本書には、著者自身を含め、世界の様々なレベルにおいて「第3の案」を実践している有名無名な人々の物語が数多く収録されており、安易な妥協や近視眼的な勝ち負けの議論が蔓延する今日の社会でも、自分のマインド次第で「第3の案」を生み出すことは可能であると気づかせてくれる。 -
パラダイスを起こす条件としてまず自分を見る
次に相手を見る