- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864010962
感想・レビュー・書評
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アマゾンにも書いたので
初めに書いておくと、ある程度Go言語を知っていないと、この本は完読できません。
またこの本を完読してもGo言語でプログラミングはできません。
よくある初心者向けチュートリアル本ではなく、言うならばC++での「プログラミング言語 C++ 第3版」のボリュームの減ったGo言語版、と捉えることができるでしょう。
Go言語の言語仕様の哲学を学ぶことができ、その意味で非常に興味深い本です。
Go言語は流石最近の言語とあって、これまでのいろいろな言語の長所をふんだんに取り入れていることがこの本からわかります。
CやJavaだけでなく、SmalltalkやErlangなどとの比較は興味深いです。
また、なぜ
for i :=0;i < 10;i++{foo := a[i]}ではなく、for i,foo := range a[1:10]を使うべきなのかJavaとの比較も興味深いです。
文法とイディオムに重きを置いている本ですので、gofmtコマンドでソースファイルを整形してくれる、といったより実践的なことは一切書かれていません。
それでも言語仕様を楽しんだり、より深くGo言語を知ったりするうえで、有益な1冊です。
もう一つ付け加えておくと、日本語訳者は原書の内容にもいろいろ関わっているようです。とはいえ、日本語訳としてどうなんだろうか、そのまま英語から訳しただけではないかと思える、理解に苦労する文章も散在しています、ご参考まで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大規模データ処理を支える並列処理とマルチコアプロセッサ。トニー・ホーアのCSPを実装したGo言語が新時代のプログラミング言語の在り方を示す。かな?