- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864101097
作品紹介・あらすじ
つらいストレスが消え、心がスーッと軽くなるだけでなく、体にもバツグンに効く-親切は薬いらずの健康法です。
感想・レビュー・書評
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きっかけ
・「読んだら忘れない読書術」樺沢紫苑著 でおススメ本として紹介されていた
知りたかったこと
1.私はどうしても自分中心で人のことまで考える余裕がないor見返りを求めがちだが、本当の意味で人を思いやれるようになるにはどうしたらいいか。
2.親切行動への不安…「私が親切にしようとするとかえって迷惑をかけてしまう」をなくし、人と信頼を築いて行きたい
3.ストレスをため込まず、健康に過ごすための心の持ち方、習慣を知りたい
1~3に対して
1.オキシトシンには様々な健康への効果があることを学ぶ。親切にする、感謝する、許す、スキンシップ…などの行為で簡単にオキシトシンは作られる
2.親切になれない自分をゆるす、まずは感謝を日記に着けることから始め、怒りや恨みを持たないようにする慈悲の瞑想、その人の気持ちを考えることから始める
3.p196 今すぐできる親切行動40 をできるものからやってみたい
まとめ
・毎日、親切が出来た時には日記に書く
・恨みや怒りを癒し、自分と相手を許し、感謝の心を持って過ごす
・人との付き合いを煩わしく感じてしまうこともあるが、孤独になるのを避け、人の温もりを大切にしたい
※評価について
1~3をあたりまえに実践できるようになったら★5に変更します詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020/02/25読了
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樺沢紫苑さんの本の中で勧められていた本。
少し難しかったけど、とにかくオキシトシン凄いってこと。
これが分泌されるには、親切、情け、感謝、許す、これらの行為を行うだけで健康になる。
確かに、ネガティブで鬱々として内にこもってばかりだと体調も悪くなる。
この前、娘と近くの幼稚園の園庭開放に行った時、とても良い天気で、ウッドデッキでおままごとをしてたら、とても穏やかな気持ちになってたし。太陽のポカポカは幸せにしてくれるんだなぁ。
あと、パートナーや子どもとの仲を深める事も大切とあって、やっていきたいと思った。
娘とぎゅうすると、何か心から出てるなぁ〜癒やされる〜って思うもん。スキンシップも楽しいお喋りも大切。
やっぱり、人生前向きに楽観的に行ったほうが幸せなんだと明るい気持ちになれた本でした(´ω`) -
「親切にすることの大切さ」
それは、他者のためだけではなく、自らの身体と心に安定をもたらしてくれる多大な影響である。
それらの影響が、科学的根拠に基づいて書いてあり、非常に興味深いものがある。
他人に親切にすることから始め、瞑想や家族関係をよりよくしていきたいと思う。 -
親切をすることで、どういう物質が生じて、心身にどう影響し、健康となるかが記載されている。人間は、共同生活という生き方をするため、人に共感し親切にすることが、自分自身のためになるようにカスタマイズされている。それは、ある意味、素晴らしい進化ではないかと思う
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最初は宗教的に感じたが、自分を見つめ直す方法、人に親切にする事で、許す事で自分に起こる幸福感があることが分かった。
もう一度読みたい。 -
コメントを頂けると学びになるので嬉しいです。
1 どんな本?
「親切」を始めとする繋がりが身体にどのよう
な効果をもたらすのかをエビデンスを交えて説明
紹介している名著。
2 アウトライン
1章 親切はなぜ体に良いのか?
2章 人の気持ちを想像してみるだけで
3章 オキシトシンで健康と幸福が手に入る。
1〜3章で「親切」が体に良いメカニズムを
オキシトシンを中心に説明している。
4章 心臓を元気にする意外な習慣
5章 子育てもオキシトシンで決まる。
4〜5章で体に良いだけではなく子育てなどにも
オキシトシンが影響する事を説明している。
6章 「今自分にあるもの」に目を向ける。
7章 「人生の幸せ」は親切から生まれる。
6章で「感謝」の効能を説明して、7章で「親切」
のまとめをしている。
3 問題提起
個人主義、成果主義の現代に対する「幸福」
の形、「幸福」の考え方
4 重要な語句
オキシトシン(脳内伝達物質)
自慈の心 絆
5 著者の解
親切や人との触れ合い、自慈が幸福の鍵。
何故ならそのように遺伝子でプログラムされてい
るから。
6 感 想
数年前の本なので既知の内容で溢れていたが、
名著と言われるだけの内容であったし、読みや
すかった。軽い気持ちで読める本なのでオスス
メしやすいと思うが、既知の内容が多かったの
で評価は星3つ。
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人はなぜ、時として自分の利益にならない利他行動に走るのか?
じつはそれは、利他行動が脳にとって快感であり、利他のふるまいをした当人にとっても幸福感につながるからだ、というのが脳科学の教えるところである。
では、なぜ脳は利他行動に快感を覚えるのか? それは、私たちの脳がもつ根源的な共生志向ゆえだという。人と助け合い、共生することを喜びと感じるのは、脳レベル、遺伝子レベルで刻みつけられた本能に近いものなのだ、と……。
我々人類は、野生動物より非力であるにもかかわらず、共生し助け合うことで地球の覇者となり、生き残ってきた。つまり、「共生したほうが生存に有利だ」ということを、脳に刻みつけて進化してきた。だからこそ、利他行動、助け合いは私たちに幸福感をもたらすのだ。
……以上はいろんなところで聞きかじった知識を適当にまとめた私の理解だが、本書はそのことをさまざまなデータを駆使して立証していく内容だ。
しかも、「利他行動が幸福感に結びつく」のみならず、健康にも大きくかかわっていることにウエートを置いて書かれている。つまりこれは、かつてない角度から書かれた「健康本」でもあるのだ。
人は、利他行動をすると健康になる!
そのおもな根拠となっているのが、神経物質オキシトシンの存在。これは、母親が赤ちゃんに母乳をあげているとき、愛する者同士がハグしたとき、誰かに愛情を感じたときなどに分泌され、脳と体をかけめぐる物質。ゆえに、「幸せ物質」「愛情物質」「抱擁物質」の別名でも呼ばれる。
そして、このオキシトシンがさかんに分泌されると、人は健康になるのだという。
正直、読んでいて「そこまで断定的に言っていいのか? 科学者ならもっと慎重な言い方をすべきでは?」という印象を受ける箇所も散見される。つまり、一歩間違うと春山某の『脳内革命』みたいなトンデモ本になりかねない危うさも孕んだ内容なのだ。
とはいえ、本書の内容には大筋で納得できるし、目からウロコの知見も満載である。 -
親切の効能を説く本。
結論としては親切、ふれあい、愛情、感謝、許しを実践すると、幸福、健康、長寿が手に入るというもの。
科学的な根拠を示しながら論理的に話が進むので納得感があり読みやすい。
量は多くないけれど実践方法やエクササイズも載っている。
親切をする動機としては不純な感じは拭えないけれど、嘘から出た真になると思いました。
幸福で健康長寿を望む方にお勧めです。 -
親切が体にいいからするわけではないけど、親切にすることが自分のためになるってのはええことやと思う。こういうことこそ教えていくべきちゃうかなぁ