野蛮人の読書術

著者 :
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 474
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864102766

感想・レビュー・書評

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  • この本に掲載している選書リスト通りに読めば、ジャンルの偏りなく読める。 自分で選んでしまうと、どうしてもジャンルは偏りがち。 というわけで、幅広いジャンルの本を読むきっかけ、となったため、高評価とした。

  • 前参院議員田村耕太郎氏による読書術(処世術?)および東大EMPでの課題図書リストの抜粋の記載がされている。
    特に参考になったのが読書に対する姿勢である。私自身読破に意味があると思い込み、その読書で何を得たいのか、何に繋げるのかという視点が欠落していた。故にその読書で学んだ事は曖昧で断片的な知識であり、それはアウトプットに活かせる物では決してなかった。
    だがこの本では、このような読破至上主義的読書(筆者自身もそうであった様だが)から抜け出し、いかに学びが多く、アウトプット志向の読書に転向できるためのヒントを得られたと思う。また、読書の有用性を再認識できたので読書に対するモチベーションがグンと上がった。これからは読書に対する比重を大きくしていこうと思う。

  • 今後を生きる上で身につけるものについて、多くの示唆を与えてくれる本。
    大きな視点で何を読むべきか、また、子供と向き合う上で何を大事にすべきか、とても大きな視点から、ヒントを与えてくれる。

  •  タイトル
    これでわかる読書術と実践本
     読む目標設定(意味)
    読書本はさまざま出ているけど、グローバルな経歴をもつ田村さんはどのように本と向き合っているのか知りたかったため
     実際に読んでみた一言感想
    はじまりと目次の重要性
     気になった点
    ・本を読むにしても、実務ばかり追い求めていてはだめ。
    ・リベラルな知識を身に着ける。
    ・思考力の身に着ける読書をすることが大事になってくる
     考えたこと
    読書術のノウハウとしては、やっぱり「はじめに」と
    目次は大事だということ。いままですっ飛ばして読んでいたけど。これから注目して読んでみたい。
    これは、以前キャッチコピーのイベントで
    いかに人を引き付けられる言葉をつくるかという事を聞いた後なので、よりいっそう短文で人を魅了する目次・はじめに を注目していきたいと感じてる。
     新しい学び(キーワード)
    この本に載っていた推薦リストたち
     次のアクション
    推薦図書を読んでいく。
    本同士の対話をさせる。そのための良いファシリテーターになる。(ドットコネクティングリーディング)
    (アクションの達成日_年__月_日)

  • これを読んだら、まじで東大EMPに行きたくなりました。横山禎徳さん改めてリスペクト。紹介されている本も、2冊ほど買いました。
    本書は、渡辺由佳里さん(「ジャンル別洋書ベスト500」などの著者)のツイートで知りました。信頼し尊敬する渡辺さんが推すのであれば…と手に取って大正解。本とレストランは、自分が「この人」と思う相手に教えてもらうのが、いいですね。

  • 読書をしようという気持ちになる

  • リベラルアーツを「自由に生きる術」と定義し、賢人たちの知識や頭脳を咀嚼し血肉にするための方法論と書籍リストを提示する。読書論は高校生や大学生には一読の価値あり。自分はバイオサイエンスのビジネスを専門にしているため、一部のみ参考になる。
    サイエンス哲学、最近のサイエンス、西欧のサイエンスの系譜、ビジネス化のためのアイデア創出、ベンチャーキャピタルのビジネスの仕組み、ファイナンス、契約関連、語学と世界史、情報操作や心理操作を含むコミュニケーション、神経科学などは生きるために必要だろう。

  • フォトリーディング&高速リーディング。
    高速を交えて熟読。

    たくさんの人たちの読書方法が読めて良かった。
    全部読む人読まない人、それぞれ理由があるが、読むべき本は厳選し、絶えず学び続けることでは一致。

    洋書を読むこと、古典を読むこと。これらが私へのアドバイス。

    参考文献も多数あり、興味をそそられた。自分以外の人の読書論や推薦図書は、自分のスコトーマを外す良い訓練だと思う。

    星四つ。

  • 今度はこの本のリストを使わせてもらおう。

  •  国会議員、研究機関での経験があり、日・米・英の大学院で勉強したことがある著者による読書術。

     最近、国立大学での文系学部の統廃合がニュースになって話題になっていた。実現するかどうかわからないが、気になる話題だ。このような主張をする人は、文系の学問は実社会で役立つわけでもない金食い虫だと思っているのだろうか。哲学、文学なんて何になるか。

     とは言っても、著者曰く「リベラルアーツは、浮世離れしたものであるどころか、むしろこの社会をリードする人間に不可欠な素養だとみなされているのだ」というふうに、文系・理系問わず根底に幅広い知識があると困ることはない。

     有名な話だとアップルの創業者スティーブ・ジョブズは、中退した大学の授業に潜り込んで、カリグラフィーの授業を受けたことが後にMacのフォントに応用できたことだ。

     今回の本は3章から構成されている。

     1.「自由に生き抜く術(リベラルアーツ)」は読書で磨け
     2. フロントランナーが教える読書術
     3. 野蛮人のブックガイド 「現代版リベラルアーツ」が身につく精選30冊

     そして、付録として追加で読みたい20冊が紹介されている。
     
     読書の秋なので、こういう本を参考にしていろいろ読んで見ては。新しい発見があるかもしれない。

著者プロフィール

田村耕太郎(たむら・こうたろう)

国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授
米ミルケン・インスティテュート フェロー/一橋大学ビジネススクール 非常勤講師

早稲田大学卒業後、慶応大学大学院(MBA)、デューク大学法律大学院、イェール大学大学院各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。

証券会社社員、新聞社社長を経て、2002年に政界入り。10年まで参議院議員。第一次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。

その後、イェール大学研究員、ハーバード大学研究員、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を歴任。他、米国、シンガポール、イスラエル、アフリカのベンチャーキャピタルのリミテッド・パートナーを務める。

「2023年 『地政学が最強の教養である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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