大人に質問!「大人ってどのくらい大変なんですか?」

制作 : 一般財団法人児童健全育成推進財団  NPO法人アーティスト・イン・児童館 
  • 飛鳥新社
2.95
  • (4)
  • (16)
  • (30)
  • (22)
  • (3)
本棚登録 : 238
感想 : 34
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864103978

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 全国の児童館の子供たちの質問に、みうらじゅんが面白おかしく回答。笑いすぎて腹がよじれました。ふざけているようで、結構「なるほど」と思う答えも多々あり。意外と哲学的。
    子供が小さい頃、何度も繰り返されてきた「どうして~なの?」の質問攻撃をうまくかわせず辟易したこともあったが、そのときにこの本を読みたかった~。こんな感じにユーモラスで腑に落ちるような答えを出したかったよ~。子供の質問って、素直で素朴だからこそ答えるには頭を使う。みうらじゅんの回答は煙に巻いているものも多々あれど、大人はかなり「痛いとこ突かれた~」と思うに違いない。さらりと読めるけど、結構読み返しちゃってます。アイタタタ、と思いながら(笑)

  • おとなっていっぱいたいへん

  • おもしろかった。たまに読み返したい本。

  • みうらじゅんが、児童館の子供たちの素朴な疑問に、答えていく。

    この前、新日曜美術館(Eテレ)で運慶展にゲスト出演している、みうらじゅんを観て、この人意外といい声で、しゃべりの安定感が高いなと思った。
    この安定感に、ズバッと鋭く、それでいてくだらない発言が乗るところが凄みなんだなと思った。この本もまさにそんな感じ。

    子どもに答えているようにみせて、実態は子供に向けてなんて答えていない。子供向けという装いで、大人(全人類?)に対してバカバカしく哲学的な答えをズバッと突き付ける。時に変化球、時に暴投も織り交ぜ、リズムよく。

    質問もシンプルで、それに対する答えも、言葉数少なくシンプルでいて、内容は豊富。
    また、下らないパワーが高すぎて、笑える部分もしっかり残す。

    みうらじゅん、57歳の時の本だが、既にみうらじゅんなりの成熟というか、完成型に近付いてしまっているのではないだろうか。
    無駄のない墨絵というか、滑稽さも十分にありながら、味わい深い、俳画のような力強さ。名人芸の世界なのでは。

  • 全国の児童館からの質問に、作家のみうらじゅん氏がユーモアたっぷりに答えた一冊。

著者プロフィール

作家・イラストレーター

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

みうらじゅんの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×