- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864104302
感想・レビュー・書評
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これまでの日本では、軍事学と思われていたものは、国際関係論(過去の戦争から勝ち負けの理由を探る)や国際政治学(戦争にいたるまでの政治決断の過程を研究)だった。真の軍事学は、戦争に勝つためにはどうするかを考える学問だ。
なので、軍人ないしは、それに準ずる人(佐藤優を除く)のインタビューを下に本書は構成されている。
全体的には、読み応えがあり、現在の自衛隊の再編に関係している内容もあるが、不満点が2つ。
1、佐藤優が登場しているが、わずか10ページたらず(全体は約280ページ)。おまけに、内容も「日本の役人は能力が低いよね」と愚痴っているだけと、しょぼい。この章は本当にいるのかと思わせる。
2、メインの著者である小峯氏が聞き手となって、専門家にインタビューする形式となっているが、これが不快。突然、「何々であります」と言い出したり、いまどき軍事知識に乏しい左翼でも言わないような稚拙なことを言って専門家の反論を引き出したりしている。普通にインタビューすればいいじゃんと思う。もしかして、文字数稼ぎなのか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F開架 392.1A/I27s//K
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2016/1/5読了。今年は今まで全く興味なかった分野を学ぼうと購入。
ここに書かれていることを全て信用すれば、憲法改正も安保法案も特定秘密法案もポジティブな事として認識できるような気になる。米国の軍事的な考えを基に中国に対する姿勢をとるとどうなるかをかなり具体的に記載している。ただ、これが実行するのに現実的なのかどうかは今の知識ではわからない。
そもそも、政治家が変われば軍事的な改革もできるかのような記載があるが本当にそうなのか。
まだ、一読しただけなので今の知識では理解できていない部分が多い。しかし、一回読んだ後の感想は上記のようなものである。-
この本を読んで思うのは、”自衛隊の基地警備部隊が民法で裁かれるといってるけど、この文脈では明らかに刑法だろうと思うし”と民法か刑法かの討論を...この本を読んで思うのは、”自衛隊の基地警備部隊が民法で裁かれるといってるけど、この文脈では明らかに刑法だろうと思うし”と民法か刑法かの討論をしているけど、自衛隊刑法が無いことを問題していると思います。それと”事務官が偉そうな日本の防衛省はおかしい!”と”信じられないほど低レベル”とか書かれていますが、どっちが上だとか下だとかを問題しているのでは無く、防衛省の背広組の存在を問題にしているのだと思います。要はこの方はこの本の意図をわざと避けて、低レベルと物笑いにしているように思われます。2017/07/12
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