悪魔の傾聴 会話も人間関係も思いのままに操る

著者 :
  • 飛鳥新社
3.08
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本棚登録 : 963
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864109208

作品紹介・あらすじ

相手の本性が怖いほどわかる!

著書累計100万部
インタビューのプロが初めて明かした!

身近な人には使わないでください。

この本は「相手の本音をどんどん引き出す方法」を書いた本です。
人間関係に変化が起こる危険なスキルなので、
筆者は、すでに良好な人間関係がある友人知人を相手に、
悪魔の傾聴を使うことは封印しています。
しかし、そうした副作用を踏まえても、
相手の本音を知れることはメリットが大きいのです。

☆こんな人&場面に効果的です!
 ◎交際相手の本性が知りたい
 ◎お客様のセンシティブ情報を聞き出したい
 ◎履歴書だけではわからない応募者の人柄を深く知りたい
 ◎1ON1に強くなりたい
 ◎部下・上司とのコミュニケーションを深めたい
 ◎指名客を増やしたい
 ◎より突っ込んだインタビュー
 ◎教育・福祉の相談支援現場

感想・レビュー・書評

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  • 取材のノウハウ本、指南書。
    心構えとして有益な話もあるが、取材相手がAV女優とか貧困女子とか、何だか偏っているので、応用ができそうにない。そもそも、話を否定しない事が重要とか、当たり前の事も多い。

    少し特異な例を挙げると「死の話に慣れろ」。貧困女子は、死にたがる人が多いようで、その嘆きに付き合いすぎると取材が進まない。それと「自分の話はするな」、これは、話を聞いて欲しいタイプ、つまり日頃寂しい暮らしをしている相手が対象となる場合に限られる気がする。

    本音を聞き出すことが傾聴の成功事例になるのであって、相手の相談相手になるとか、解決策を導くということではない。感情移入をしない。こう書くと、その手段は、弱者を相手にした貧困ビジネスゆえの、やはり「悪魔」の傾聴だという気がする。

    更に残念なのは、折角そこまで偏った取材相手へのハウツー本なら、偏った相手から聞き出した面白エピソードでもあれば良いのだが、それもない。二重三重に肩透かしな読書であった。

  • インタビューや取材で、どう話しを聞き出すかについて書かれていた。
    また、基本的には聞くことを聞いたら以上、終わりというスタンスなので、身近な人との会話のキャッチボールなどを想定して読むと物足りない。
    自分の話しはしないなどは参考にする。

  • ・否定しない 比較しない 自分の話をしない
    ・いつも心に底辺を
    ・「なんでそうしたの?」
    この3つを意識するだけで、かなり人の話を聞けるようになる。一生モノのテクニック!

  • 著者のvoicyを拝聴しているので、実際の傾聴をイメージしながら読み進めました。長年の経験をもとに実践している内容のため、わかりやすいです。
    「自分の意見は言わない、否定しない、アドバイスしない」これは私自身の課題です…!
    “おわりに”の「しゃべらなければ、聞けばいい」この言葉も本質をついているなと思います。

  • 勉強になりました。
    欲求を捨てて傾聴する。難しいですね。
    聞き手に回る事で対話にどれくらいの時間を要するのか、少し不安に感じますが、チャレンジしてみようかと思います。

  • 「否定しない、比較しない、自分の話をしない」これが傾聴の基本。相手の力になりたい、とか上から目線もダメ。そういう欲望は捨てて初めて相手の本音を聞き出せる。忍耐がいるなぁ。完全に実践はできなくても、知っておくことは大切と思う!

  • 操るのではなく、傾聴で自己開示させて本音を引き出すというもの。
    否定せずアドバイスせずただ「知りたい」「聞きたい」気持ちを失わずに受容する。
    その中で「成長」「学び」という前向きな言葉は使わないこと。ここではまわりが離れてしまうこと。なるほど。
    156冊目読了。

  • カウンセリング能力を高めたくて、この本を手に取りましたが、私が求めていた答えとは少しズレていました。

    だいぶ限局した層への聞き取りのやり方と、
    筆者の体験談が記載されており、違う世界を覗き見れた気がします。
    本書でも書かれている通り、
    現役ライターや編集者、インタビュアーさんなど
    芸能系や夜を生業としている方と
    関わるある意味特殊な職種向けの本なのかな、と思いました。

    自分のことは極力話さず、
    相手へ興味を持って接するという点は、日常遣いできそうな考え方なのでさっそく取り入れてみようと思えました!

  • 第3部が個人的には面白かった。

    テクニック的な話というより、話を聞くスタンスを説かれているようで新鮮だった。


    これからの社会で生きていくために、「傾聴すること」の大切さ、難しさ、必要性を教えてくれる。


    とても読みやすくてタメになる本だった。

  • 傾聴ものが読みたかったけど思ってたような傾聴ものではなかった。実行できてるかどうかは、さておき見聞として知ってる事ばかりだった。あまり一般の実践には向かなそう問題提起も少ない。

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著者プロフィール

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

「2020年 『日本が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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