アダルトビデオ最尖端~身体と性欲の革命史~

著者 :
  • コアマガジン
4.00
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864360944

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2022年12月23日読了。ユーザーの嗜好に応えるべくニッチでマニアックな進化を続けるAV業界の「最尖端」への取材。法規制にも世論のバッシングにも制作環境の変化にもめげないAV業界人たちの努力、苦闘は滑稽でありながら凄味が感じられる、間違いなくAVは日本の文化によいことももたらしたのだと思うが、著者・本書の登場人物が「AV業界の闇・暗部」に全く自覚的でなかったり、発言できないのが問題なのだろうな…。とにかく刺さる企画を求めて制作された「柔道家vsレイプ魔」のAVが、絡みシーンがないにもかかわらず感動した視聴者からの熱烈な続編リクエストを産んだ…というくだりが非常に興味深い。高校野球やAKB総選挙しかり、そこにエロがあってもなくても一生懸命さと残酷さに感動してしまうのは日本人の性なのか?

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1962年生まれ。ライター。
映画、庶民史、酒場ルポ等のテーマを中心に雑誌・書籍に執筆している。
主な著作に「東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く」(実業之日本社)、
「辺境酒場ぶらり飲み」(リイド社)、「消えゆく横丁: 平成酒場始末記」 (筑摩書房)など。

「2022年 『失われゆく娯楽の図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤木TDCの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×