- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864630450
作品紹介・あらすじ
病院の待合室で不安な気持ちでいる人に、デザインは何ができるだろう?
2008年、徳島大学病院に小さなギャラリー設置を提案した深澤直人。
しかも展示するのは、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科「形態論」の学生作品。
ものと行為をとことん観察し、そこから新たなかたちを見出す「形態論」。
「定規」と出題されれば、蚊取り線香に目盛りをつけて提出する学生。
「手」と言われれば、出来たてのクリームパンが登場(ただし紙粘土)。
あっと驚き、思わず笑ってしまう。そうだ、この瞬間を届けよう!
真剣にかたちに取り組む学生作品は、
訪れる人びとに、新鮮な驚きや共感を呼び覚ます。
さまざまな感情が「感想ノート」に溢れ、
ギャラリーはいつしか、ほっと和む空間へと変化していく。
大学病院と美術大学、異色コラボの結晶!
感想・レビュー・書評
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公共施設のアートとは。
さまざまな立場の人に対し、何を提供したいか突き詰めて考える、深澤さんの緻密なデザインが素敵。
学生たちがつくった実際の展示作品も多数紹介されていたが、どれも発想豊かで面白く、実物が見たくなった。 -
「細部に神宿る」
だったかな…
まさに、そのままのカタチが
ここにある
私たちは健康すぎることが当たり前になってしまうと
いろいろなものが見えなく、聴こえなくなってしまうのかもしれない
美術館でないのが素晴らしい
いや これこそ理想的な美術館の姿なのかもしれない
今 この時代に このような形で
心を停める「場」が創りだされていることが尊い -
7月新着
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
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