【小説2巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘2」

著者 :
  • TOブックス
4.16
  • (118)
  • (97)
  • (58)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 1174
感想 : 71
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864723473

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 商業の勉強になるなー
    紙を作るのって とても手間暇かかるね ☆
    そして用途もおおい日本の紙は世界遺産だよね❗

  •  異世界転生ものは最近の流行ですが、だいたいがチート設定なのに対して、このお話では平民の病弱な幼女への転生という、結構な逆境スタートというところが面白い設定です。

     2巻は、マインの一番の協力者であるルッツと、2人を金銭的に支援してくれるベンノに助けられ、遂に「植物紙」を作り始めるという話。1巻が「何をやっても駄目」という理不尽を感じる内容だったのに対して、2巻はオットー、ベンノから一気に商人の人脈が広がり、新商品を開発してお金も稼ぎ始めるという、全体的には順調な展開。

     ただ、遂にルッツが「マインがマインではない」ということに気が付いてしまいます。が、彼って男前だよね。
     そして、マインの病気について、詳細が明らかになってきて、これはこの病気が元で次の展開に繋がるんだなあ、というのが何となくわかってくる第1部第2巻。

  • シリーズ2作目。
    本を作ることが目標の主人公マイン。今回はその主原料たる紙を作ることに成功!なんだけど、それより主眼は人脈作りかな。マインとしても、物語としても。ベンノ、フリーダといった商人関係とのつながり、これからの展開でどう広がるんだろう。
    そしてルッツとの関係性も…。
    「おれのマインはお前でいいよ」。子どもながら、子どもだからこそのステキなせりふです。

  • 1巻では紙を作るまでに何巻かかるんだろうと思っていましたが、ルッツを巻き込んで順調に進んでいて楽しい。素材を集めて手芸して売り買いして〜と読んでいると何だかゲームをやってる気分だなぁ生産育成ゲームっぽくて面白い!と思いつつ読んでいます。緊急クエストめっちゃ発生するw

  • マインがようやく世界と向き合う話。
    ルッツはすごいやつだなぁ……。

    マインの情熱と、周囲の温度が噛み合ってきて、楽しく読めた。
    本のために奮闘するマインを応援しながら読むことができる作品。

    前の巻で諦めなくて良かった。
    これから面白くなりそう。

  • 経済小説っぽくなってきた。ていうと語弊があるかもだけど、本好きが異世界に飛ばされ、本も紙も貴重な中、それを作るための資金と技術を得るため、他の商品を作り売っていく。我々の世界での日常品や食べ物を、異世界にあるもので工夫して拵えていく様が面白いし、そこにリアリティを感じさせる筆者の描写が上手い。

    まだまだ弱者ながら、街の有力者と繋がりのし上がっていく足がかりを作った主人公。家族を頼り、病に臥せりながらも少しずつ進んでいく成長が面白い。

  • いよいよ本に囲まれた生活目指して紙作りが本格化しますが、まだまだ試作段階。
    この巻で主に描かれるのはトゥーリの洗礼式で作った髪飾りのその後。現代日本の知識を持っているとそこは、この世界の知識も経済力も何もない子ども。地道に自力を付けていくしかありません。
    とてもいいところで身食いに倒れたマインがどうなってしまうのか。続きがとても気になります。

  • 一巻目をアマゾンで無料で読んだら続きが気になり手に取る
    地元図書館に有って良かった
    しかし読み出したら、なんて所で終わっているの!
    更に続きが気になる
    深く考えて読むものでは無いね
    すーっとさらっととにかく楽しく読めた

  • 本が好きすぎて、異常な執着を持っていたのに、きづいたら「本がない」異世界にいて……意地でもつくってやる!というお話。ちっとは病弱が改善されるのかと思ったら、実は根の深い病気であることがわかったマイン。でもめげずにとりあえず「紙」をつくるためには!ということでいろいろと手作り工程が。手伝ってくれる人など、行動範囲も増えて彩りが豊かになってきました。

  • 本を作りたいマインは、ルッツの「商人になりたい」という夢を叶えるために、商人のベンノに弟子入りして、紙の製作に取り掛かる。
    ベンノという強力な後ろ盾を手にしたマイン。
    大人たちと堂々と商売話をしながら、紙作りのきっかけをつかめたマインとルッツのこの先が楽しみ。

全71件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

香月美夜の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×