【小説2巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘2」

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  • TOブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864723473

感想・レビュー・書評

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  • だんだん本に近づいていくとともに、正体……というか、単なる病弱なちびっこではないことが知られ始めたり、体の中の熱に負けそうになったり、と事態は動き始める。
    商売の勉強になります。

  • 前世の記憶を持ったまま異世界の住人に転生したマインが、ままならない体調に四苦八苦しながらも、商人見習いとして紙やいろいろなものを作り売っていく話の流れ。前世の知識を駆使してマインとルッツが試行錯誤しながら紙を作っていく様は、ゲームの「~のアトリエ」シリーズを連想させる。マインの体の中の「熱」の正体が気になるが、今後のシリーズも引き続き読んでいきたいと思う。感想はこんなところです。

  • 商人との取引など、ますますおもしろくなってきました!
    ギルド長の孫娘が、おもしろそうなキャラだ。

  • マインとルッツが、ベンノの支援をもらって、和紙を作り始めてから、マインが身食いの熱で倒れるまで

    web版の第27話〜第48話の範囲。

    書き下ろしが、3つ。
    ・プロローグ
    トゥーリ視点・三人称で、ベンノとオットーとの面接時の家での会話風景。ただし、3ページ
    ・コリンナの結婚事情
    コリンナとオットーの馴れ初め話
    ・洗濯中の井戸端会議
    エーファ一人称でのカルラとかとの会話を通して、ギュンターとの馴れ初め話

    あと、
    エピローグ
    は、
    第47話 閑話 金の力
    の視点変更。

  • 異世界の知識がこの世界に与える影響の重大さにいまいち気づかない主人公。
    もちろん、なにより重大な影響を与えてしまうであろう、紙の発明や、本・出版の大衆化の影響にも気づいていないのだろう。
    あくまで、自分自身の本が読みたい、図書館を作りたい、司書になりたいという欲求だけで動いているし、一度失っている命、か弱い体、自分の死についての意識がすごく軽い。
    でも、そんな主人公の行動ひとつで、この世界は大きく揺らぐことは、紛れもない事実なのだ。

  • さて、どこかファンタジーな世界の、身食いで虚弱な少女マインに生まれ変わってしまった現代日本人だった麗乃。
    本が大好きだったのに、新しい世界では本が身近にないので、本を作ることに情熱を燃やしつつ、まだまだ文化程度が低く、発展途上の世界でいろんな物を作ろうとする。
    ついに、小さな子どもの姿のマインが、ちょっと違うんじゃないかと気がついた大人(商人)たちが、やっとガンガンでてきました。

    ファンタジーのような中世ヨーロッパのような世界で、虚弱で小さい子どものマインの頑張りが面白い。というか、商人の世界とか、いろいろ作っていくのとか面白い。ルッツ、ベンノさん、フリーダ・・いい味だしてます〜

  • 【図書館本】今回は一気読み。前回お気に入りキャラになりそうだったオットーさんは出番がほとんどなくて寂しかったけど、ベンノさんは大活躍だったし、マルクさんもギルド長のじいさんもいい味出してて楽しかった。商人への道も順調に進んでいてあの奮闘・挫折の日々が報われているようで良かった。マインとルッツが一生懸命なので全力で応援してあげたくなる。次巻にも期待。

  • 図書館、相互貸借。お金を稼ぎだした!家族も巻き込んでの手仕事、これからマインとルッツの生活の質がどう向上していくのか楽しみ。このままずっとこの世界で暮らすのかなぁやっぱり。

  • 図書館で。
    予約しても中々来なかったのでネットで大分読んでしまっていたのですが本になるとそれはそれで良いですね。挿絵が可愛いし。

    何となく自分も紙が作れるかも、という気持ちになる巻(笑)
    そんなこと突っ込んだら身もふたもないけど主人公はよく紙の作り方なんて覚えてるよな。というか色々よくまあ覚えてること。私なんか読む端から忘れてくから彼女の記憶力は感嘆するレベルです。まあそれぐらいの特殊能力持ちだったからこそ転生したんだ、と思わないとイカンのでしょう。

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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