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- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864724289
感想・レビュー・書評
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プラウリッヒ神王国は、南大陸に覇を唱える大国。
その中でも、南部と呼ばれる地域の、西部辺境。隣国と山脈を挟んで対峙し、乾燥した盆地の一帯を、モルテールン領と呼ぶ。
土地は痩せ、小麦も碌に育たず、赤茶けた荒野が広がる土地。
この地が大戦の英雄に下賜されてから二十余年。
モルテールン騎士爵に待望の嫡男、ペイストリーが生まれる。
「ボクが、いつかここをお菓子でいっぱいの土地にします」
ペイストリーは初めての領地視察で心に決める。
彼には菓子職人として世界一を目指した前世の記憶があった。
お菓子作りに専念したいのに、砂糖もバターも小麦粉ですら高級品な世界で。
まずは領地を富まそうと奮闘するも、盗賊団は現れ、貴族間の駆け引きに駆り出されるペイス。
多忙な中、作り上げたスイーツはペイスの周りの人々を時に励まし、助けるものとなっていく。
スイーツの由来が語られ、それが周囲をほんわかとさせていく。
それは楽しいんだけど、もっとお菓子作りで成り上がるのかと思ったら全然違ってビックリ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「身体は子ども、頭脳は大人」な異世界領地統制物語……かな?