思えば、孤独は美しい。

著者 :
  • 株式会社ほぼ日
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865013085

感想・レビュー・書評

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  • 今日もまた素敵なコトバを頂きました。

  • ・「もうダメかもしれない」と、こころから思ったことのあるひとは、たぶん、そのあとに、生まれ直しているのではないか。ぼくには、そんな気がしています。
    ・事実を見るようにする。事実ではなく真実を語ろうとしてはだめだ。真実は、よく嘘つきが語ろうとするもの。
    ・ラジオ番組の司会者が「孤独を感じることは?」と質問した。とても軽やかに谷川俊太郎は答えた。「孤独は前提でしょう」

    糸井重里さんの言葉の数々。糸井重里さんの仕事と立場、努力や人柄や孤独が言葉の合間から見えるような気がする。


  • しみる、、、

  • 糸井重里がつづった1年分のことばから、
    心に残ることばを集めたシリーズ11作目。

    ヒグチユウコさんのイラストが美しい。
    糸井重里の本は装丁やフォントや
    細かいデザインまでこだわりを感じる。

    毎日をしっかりと自分の手で握りしめて
    それをシンプルな言葉で綴れる。
    コピーライターって本当にすごい。

  • はじめて糸井重里さんの本を読みました。
    糸井さんのこともっと知りたいと思った。

  • 完成されてるシリーズなので、こころを預けて浸ることができました。
    わたしが語るまでもなく、メモしたことばたちをどうぞ。

    -----------------------------------------------------------------
    ・書きたくないことや、書かないでいたいこと、
    書けっこないことや、
    書けそうだけどあきらめたこと。
    つまりは、書けないことばかりが、
    マリンスノーのように降り積もる。

    ・「もうダメかもしれない」と、
    こころから思ったことのある人は、
    たぶん、そのあとに、生まれ直しているのではないか。

    ・弱者だからこそ、卑怯なことはしない。
    そうでなかったら、いいところがなくなる。

    ・また、友人には「恥ずかしい」のある人を
    できるだけ選んできたような気がする。

    ・たぶん、ということでよければ
    「どっちかがガマンする」が結論なんじゃないかなぁ。
    どっちに理があるとか、どうしたら平等かとか、
    それを突き詰めていっても傷が深くなるだけでしょう。

    ・たいていの家庭はやや壊れているが
    悲観することではない。

    ・傷を負い痛みに耐え、じりじりと後ずさりしながら、
    勝ち戦に持って行くこと……興味あるなぁ。

    ・よろしくだけが人生だ。(糸井重里2016)

  • 糸井重里が1年に書いたすべての原稿とツイートから、
    こころに残ることばを集めて1年に1冊編む本、
    それが、「小さいことば」シリーズです。ヒグチユウコさんの装画がなんとも素敵です。

    さらさら~と読んでいたら、急にズドンと胸をぶっ刺される。そんなところが糸井さんらしいな...と思います。個人的には、ブイちゃんへの言葉や写真に胸がキューンとしました。「孤独」「さみしさ」「お別れ」の内容が多い気がしました。

  • 初読

    毎年出される糸井重里の「小さいことば」シリーズらしい。
    ファンムックみたいなものなのかな…
    門外漢なので「ごしょうちのとおり、ワタクシは台車とトングが大好きで」
    と言われても、知らんわって感じなのですが
    台車とトング…ちょっとわかる…それに続くのがロックアイスで
    あー、確かに自宅で作った氷とは全然違うよね…と

    Twitterでもイトイ的なるものがすっかり白眼視されてる昨今、
    大体はしゃらくさいんだけどそれでも所々あー…
    と思わせるのはやっぱりキャリアか

    永六輔の詩とかね。帰ろかな、帰るのよそうかな。ね
    上を向いて歩こうのさみしさとかね。

    全体的に、死とかさみしさ、人生をたたんでゆく気分、気配が濃厚で、
    そこはなんとなく嫌いじゃなかったり。

    それにしても装丁、紙質に至るまで「モノとしてのプロダクト」が
    濃ゆくて、美しいんだけど、ここもやっぱり表裏一体というか
    「うーん、こういうとこ」とも思ったり。

    加湿器のタンクを差した時の「ゴボゴボゴボッ」
    私はずっと「おお、喉渇いてたな、よーしいっぱい飲めよ〜」
    と思ってたので、彼のように満タンからスタート出来ない!
    という不満を持つ人がいるとは想像だにしてなくて、
    本当に人ってそれぞれなんだな、と実感w

    糸井氏は身長174cmなのに166cmくらいに思われる、
    の箇所は、わかる166cm顔!

  • 図書館にて。

    糸井さんぽい。
    読んでいると、時に説教臭く感じるような、ドヤ感をかんじてしまうところもあるけれど、でもいいなと思えるフレーズもあって。

  • さらっとしたことばだけど、たぶん、ものすごく時間がかけられているんだろうな、という奥行きを感じる短くこぎみのいい文章たち。あるいは、もうすでに、これまでに積み重なった幾重もの経験によってほんの一瞬だけでささっと書いたものなのかもしれない。どちらにせよ、とてもほぐれることばたち。

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著者プロフィール

1948年群馬県生まれ。株式会社ほぼ日代表取締役社長。71年にコピーライターとしてデビュー。「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で一躍有名に。また、作詞、文筆、ゲーム制作など幅広い分野で活躍。98年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは、同サイトでの活動に全力を傾けている。近著に『かならず先に好きになるどうぶつ。』『みっつめのボールのようなことば。』『他人だったのに。』(ほぼ日)などがある。聞き手・川島蓉子さんによる『すいません、ほぼ日の経営。』(日経BP)では「ほぼ日」の経営について明かしている。

「2020年 『いつか来る死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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