世界でいちばんユニークなニッポンだからできること 〜僕らの文化外交宣言〜

  • パルコ
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865060430

作品紹介・あらすじ

ポップカルチャーは新しいニッポンの顔だ!アニメ、コスプレ、アイドルetc…世界に拡がる"日本熱"!

感想・レビュー・書評

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  • 上坂すみれさんという声優はこの本で初めて知った。ロシアやロリータファッションが好きな子らしい。平成生まれの昭和育ちと呼ばれることもあるんだとか。いろいろすごいなこの子。
    文章もよかった。"ディストピアに憧れる、人間としては間違った感覚が、逆に人間にしかできないことです"という表現には衝撃を受けたほど。
    ところで、アニメを中心とした日本のポップカルチャーは世界各地で毎週どこかでは開催されているらしい。そんなに頻繁にどこかで開催されるのかと驚いた。多くても、1ヶ月に1回ぐらいかと。
    それと、ロシアで購入した日本アニメのDVDの吹き替えをみたら、セーラー服のツインテールの女子も含めて全て一人の男性が演じていたという話に笑った。そりゃ、字幕のほうがいいよな・・・。
    そういえば、先日ロリータ服での小樽の町おこしの記事を読んだけど、この本にもそのことについて書かれてあった。著者の櫻井孝昌さんがアドバイザーとして関わっていたらしい。こういうイベントは増えていくのだろうか。

  • 世界各国で、日本のポップカルチャー(アニメ・マンガ・コスプレ・アイドル等)に関するイベント、講演会などを企画・運営する櫻井氏と、人気声優であり、大のロシア通でもある上坂氏による「文化外交」の本。海外のイベントを数多くプロデュースし、現地での熱気に直に触れた経験から、「日本のポップカルチャーは日本人の想像以上に海外で人気があること」「それが原因で、海外の若者は、日本という国に対して良い印象を抱いていること」を、言葉を変えながら何度も主張している。2人とも、若干思い込みが激しそうな人たちなので、彼らの言葉をそのまま受け取るのはどうかと思うけど、彼らの日本のポップカルチャーに対する熱い思い、そして、仲間を増やしたいという思いがよく伝わってきた。昔、オタクと呼ばれた人々は、現代においてポップカルチャー(とかサブカルチャー)と呼ばれているものを、ひとりで完結して楽しむことができる特性を有しているのだけれど、国内外でピンポイントな仲間を探したり、伝道師の役割を果たしたりすることができるなら、それもまた楽しかろうと思う。

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著者プロフィール

コンテンツメディアプロデューサー

「2013年 『日本が好きすぎる中国人女子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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