伊礼智の住宅設計作法III 心地よさの ものさし

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  • 新建新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865271102

作品紹介・あらすじ

人気住宅建築家の伊礼智氏が、自身の設計について文章・イラストともに書き下ろした一冊。
近年の住宅設計では欠かせない「性能と意匠」を両立させた8軒の住宅を、写真と図面、ポイント詳細図、性能まで紹介しながら、それぞれの設計時の苦労や失敗談、心を打たれたエピソードなどを交えました。

伊礼氏は何を「ものさし」とし、心地よさ(性能)と佇まいの美しさ(意匠)をどう調和させるのか――。

本書のページをめくりながら、開口部の取り方、風の通し方などを想像でき、ポイントとなる部分はプロに向けて詳細図を参考にしていただけるつくりとしました。
造園家の荻野寿也氏、リノベを依頼した施主の岡本欣也氏との対談などを通し、伊礼氏の頭の中を覗き見できるような世界観がつまっています。

プロのみならず、住宅設計を志す学生や家づくりを検討される方にもおすすめです。

感想・レビュー・書評

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  • 伊礼さんの静謐な空間で、万全の機能まで揃ったら最高じゃないか。
    登場したおうちもどこも広くて、人数も多い物件ばかり多いから、2人世帯で建てたいわたしからすると完全なる参考にはならないけど、細かな点で取り入れたい部分が見つかったからうれしいな。
    植栽の大切さもわかった。
    ここぞってところで思いっきり開けた開口部を作るの、めちゃくちゃいいなあ。
    わたしも願わくば、視線の先は田園風景&山並みにしたい〜〜〜〜〜

  • 人気住宅建築家の伊礼智氏が、自身の設計について文章・イラストともに書き下ろした一冊。近年の住宅設計では欠かせない「性能と意匠」を両立させた8軒の住宅を、写真と図面、ポイント詳細図、性能まで紹介しながら、それぞれの設計時の苦労や失敗談、心を打たれたエピソードなどを交えました。

  • 伊礼先生が高性能住宅に目覚めた本。

    この意匠性に性能が加われば無敵、と思われるが、
    まだまだ試行錯誤中のご様子。

    我が家を建ててくれた設計士と話していても思ったのだが、彼らはどんどん良い家を建てていきたいと思っている。それが仕事だから。しかし私たち一般人が自分の家を建てる時には、それが「最高」であることを願っている。彼らにとっては試行錯誤の通過点かもしれないが、私たち施主はその家に一生住むことになる。その認識のずれにいつもちょっぴり切なさを感じる。しかししょうがない。

    1ファンとして、変わっていく部分と、いつまでも変わらない部分との調合の変化を味わいながら、これからも進化していく家の様子を見続けていきたい。

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著者プロフィール

伊礼智(いれい・さとし)
1959年沖縄県生まれ。1982年琉球大学理工学部建設工学科計画研究室卒業。1983年同研究室研究生修了。1985年東京藝術大学美術学部建築科大学院修了。丸谷博男+エーアンドエーを経て、1996年伊礼智設計室を開設。2012年~住宅デザイン学校校長。2016年~東京藝術大学美術学部建築科非常勤講師。

「2021年 『伊礼智の住宅設計作法Ⅲ 心地よさの ものさし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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