翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり

  • 左右社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865281002

感想・レビュー・書評

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  • honzより

  • 片岡義男と鴻巣友希子というちょっと癖のある翻訳者ふたりがすでに複数の訳本が出ている「名著」7冊の冒頭部分を競訳。その後、対談形式で、あの部分はこういう意味合いを持たせたかった、とか、文法的にみると…などを論じ合う翻訳好き、英語好きにはたまらない一冊。
    翻訳に関する二人の丁々発止もさることながら、何かと独断的、上から目線で言いたいことを中途半端にしか言わない片岡氏の言葉をうまーく鴻巣さんがすくいあげ、「それはこういう意味ですね」と”翻訳”しているフォローぶりがすごい。鴻巣さん、とてつもなく知識が深いだけでなく、お人柄の良さがにじみ出てました。

  • FMラジオ・WEB配信番組「ラジオ版 学問ノススメ」に片岡義男さんと鴻巣友季子さんがご出演 | 左右社
    http://sayusha.com/news/event/p=201406241207

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    「作家・片岡義男と翻訳家・鴻巣友季子が、
    『赤毛のアン』『ロング・グッドバイ』『高慢と偏見』……
    といった不朽の名作を、競訳。
    ルールは四つ。「一、二人には訳す範囲のコピーしか与えられない。
    一、対談当日まで既訳を参照してはならない。……」
    翻訳真剣勝負。
    勝つのは、
    作家か、
    翻訳家か?

    片岡義男の翻訳術を初公開。
    翻訳から世の中のことが見えて来る。」

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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