ウォークス 歩くことの精神史

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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865281385

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  • 第1部 思索の足取り The Pace of the Thoughts
    /第1章 岬をたどりながら
    /第2章 時速3マイルの精神
    /第3章 楽園を歩き出て――二足歩行の論者たち
    /第4章 恩寵への上り坂――巡礼について
    /第5章 迷宮とキャデラック――象徴への旅

    第2部 庭園から原野へ From the Garden to the Wild
    /第6章 庭園を歩み出て
    /第7章 ウィリアム・ワーズワースの脚
    /第8章 普段着の1000マイル――歩行の文学について
    /第9章 未踏の山とめぐりゆく峰
    /第10章 ウォーキング・クラブと大地をめぐる闘争

    第3部 街角の人生 Lives of the Streets
    /第11章 都市――孤独な散歩者たち
    /第12章 パリ――舗道の植物採集家たち
    /第13章 市民たちの街角――さわぎ、行進、革命
    /第14章 夜歩く――女、性、公共空間

  • 「歩く」ことを主題に、哲学、文学、文化、政治活動、レジャー、エコロジー、フェミニズムなど、多岐にわたる分野の歴史的事実などを取り上げて解説した一冊。ほんの100年前まで、女性が夜一人で出歩くこと=娼婦であり、犯罪者扱いされていたこと。ルソーやラッセルといった哲学者が歩きながら思考を巡らせたり、文章を考えたりしていたこと、主張と団体行動がデモ行進となり政治を変える力を持つようになったことなど。現代人はぼーっとする時間が減っている気がするが、歩きながらゆっくり考えることはやっぱり大切なんだと思う。

  • 「ソングライン」と同じ流れで読めると思いきや、これはちょっと、いやかなりつまらない。インテリの手慰み。

著者プロフィール

レベッカ・ソルニット(Rebecca Solnit):1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。アカデミズムに属さず、多岐にわたるテーマで執筆をつづける。主な著書に、『ウォークス歩くことの精神史』(左右社)、『オーウェルの薔薇』(岩波書店)がある。

「2023年 『暗闇のなかの希望 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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