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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865781083
作品紹介・あらすじ
ブルデュー唯一の「ジェンダー」論、遂に邦訳刊行!
アルジェリア・カビリア伝統社会と、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』。一見唐突に見える二つの事例の精緻な分析を通して、男性を女性の優位におく社会秩序(男性支配)が、「なぜ“自然”なものとされてしまうのか」、その客観化に取り組み、象徴暴力としての「男性支配」のありようを暴き出した問題作。
感想・レビュー・書評
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■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001097982
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(後で書きます。カビリア社会の分析とウルフ『灯台へ』の読解を個別事例とし、男女のジェンダー規範が社会の枢要に組み込まれ、再生産されることを簡潔に理論化している。ただ、ディシプリン上やむを得ないこととは言え、個々人の側のジェンダー規範への反応には全く重点が置かれず、かつ実質的に「男性優位的男女分割統治」という状況を対象としているのに、フェミニズムや同性愛運動に関する言及の一方でトランスジェンダーを黙殺しているのは、欠陥ではないか)
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