- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865812138
作品紹介・あらすじ
誠実な人ほど操られやすい!
騙されるとき、人は思考停止になり、心が支配されている。心を操るテクニックがマインド・コントロールだ。人の心は弱く、簡単にひっくり返る。「自分は大丈夫」と思っていても、不意打ちをされたり集団の中に入れられれば、誰でも正常な判断ができなくなる。いまは詐欺や悪質商法だけでなく、企業、家庭、学校、SNSでも操りと支配が横行している。カリスマに頼りたい心が支配を招く。その最たるものがオウム真理教事件や尼崎連続変死事件などのカルトである。
オウム事件などの心理鑑定人もつとめた心理学者が、心を支配するテクニックと対処法を明かす!「信じる・信じない」のしくみ、ミルグラムの服従実験、洗脳プログラムなど、興味深い事例も盛り込んだ。不安や依存は「支配される」の第一歩。誰もが操られ支配される危険に満ちた現代に警鐘を鳴らす!
感想・レビュー・書評
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わかりやすかった
読んでよかった
最後に
支配から自分をまもる10の方法
は目から鱗の内容もあった
常に誠実でなくていい
おかしいと思ったら全力でその場から逃げ出す!
占いも宗教も程度が過ぎると
詐欺なんだな
宗教2世も騒がれてますし
人間不信になってくる
考えると怖くなってくる〜
最後の最後に書かれているように
自分の身は自分でまもらなければ!
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読みやすい。最初の一冊におすすめ。
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マインドコントロールによる支配から逃れるために。大事なことは全力で逃げること
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誰しもがマインドコントロールの罠に落ちる危険性を思い知らされる一冊。オウムをはじめ、実際にあった事件を踏まえた考察もありリアリティがある。自分が正しいと信じていること=ビリーフを操作される危険性を常に意識していたい。
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人は線引きしたがる生き物である。
集団に属すると楽になる。
差別が安心感wおもたらす
人は道徳心があって合理的である、とは19世紀の人間観。
ビリーフとは、自分が正しいと信じていること。
権威付けがあると信じやすい。
キャッチセールス=返品OKにする
デート商法=ドアインザフェイス、返報性のルール。最初に高いものを勧めて、あとで安いものを売る。
プラシーボ効果。多数者効果。
カルト集団は、孤独にさせる。
疑り深いタイプが一番危ない。一人だと説得されやすい。誠実な人ほど騙されやすい。確証バイアスが働く
戦前の価値観が崩壊=学生運動へ。
団塊世代の屈折=全共闘世代の屈折
バブル世代の軽薄=なんとなくクリスタル
90年代=自分探し世代の迷走、オウム真理教
2000年代=個人の混沌、いいねに頼る。善悪が判らない時代。
アニメ
70年代=スポ根もの、頑張れば叶う。
80年代=努力より才能、
90年代=超人だけが活躍する。誰もヒーローにはなれない。
2000年代=人間はわき役
どんな国でもファシズムになる可能性はある。
支配されている状態はラク
忖度は翻訳できない。日本独特の同調圧力。
役割が変わればアイデンティティも変わる。囚人役と缶主役。
言葉であやつるマインドコントロール。暴力で操る洗脳。