脳にいいこと 悪いこと大全

著者 :
  • 文響社
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本棚登録 : 108
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866510163

作品紹介・あらすじ

巷で言われる「脳科学」は「エセ」ばかり!?
テレビで活躍する「脳科学者」は「自称」ばかり!?

テレビ出演多数! 臨床脳研究の第一人者が贈る、
仕事に、日常生活に役立つ脳科学!!

「日頃感じる“疲労”は、身体ではなく脳の疲れ?」…ホント

「怒りがこみ上げてきたときは、深呼吸するといい?」…ホント

「孤独な男性老人ほど、歳を取るとキレやすくなる?」…ホント 他

「ビジネス×脳科学」の決定版!!

感想・レビュー・書評

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  •  巷でよく聞くエセ科学について脳科学研究者が解説する本。認知症予防の話で、指を細かく動かすことに予防効果はないというのは頷けるが、ピアノのように右手と左手で違う動きをしながらいろんなことを考える楽器演奏は認知症予防になると勝手に信じている。「DHAは頭が良くなる」は一昔前の常識という印象。「3歳までの教育で能力が決まる」はまったく信じていない。男女差を扱った章が1番新しい発見が多かった。

  • 「科学は、斜にかまえて聞く。」くらいがちょうどいい、ということなのかなと思った。余白は残しておきたいですね。

  •  へぇー感が少ない

  • ・「しっかり噛んで食べる」ことが、実は一番簡単な脳トレである

    ・脳の中での、体性感覚の中での順位付けは以下の通りです。
    関節位置覚→振動覚→触覚→鋭い痛み→鈍い痛み→冷覚→かゆみ

    ・孤独感と自己承認欲求は表裏一体のものであり、どちらか1つが解決すると、他も解決する、という性質を持っています。

    ・人間は「歳を取るとキレやすく」なります。それは、前頭葉の機能低下によるものだと考えられます。さらに、孤独や自己承認欲求が強い人には、その傾向が強くなります。

  • 脳科学研究者が現状の研究段階で伝えられるもの

    ストレスによる脳疲労、眠ってしまうとかうつ状態
    改善する方法:BOOCS2原理:禁止することを禁止する。心地よいことを1つでも開始する。
    3原則:どんなに健康にいいことでも嫌ならしない。悪くても好きでたまらないかやめられないことは続ける(禁止しない)良くて、好きなことを1つでも良いから始める。
    自分が好きなことをして、嫌なことはしない。

    セロトニン分泌させるために
    朝日、30分歩く、一日の中で何回か5分程度腹式呼吸する。
    陽の光とともに行動するともっともパフォーマンスが発揮される。自然環境との共存

    ガムを噛むこと:脳の反応と運動を促進
    同じような顎の運動や指を動かすとかでは同じ効果は得られない
    眠気がおさまったり、瞬間的な運動能力を高める

    瞑想
    大脳皮質厚く、扁桃体の体積縮小、帯状回後部(ネガティブな思考)の活動低下。痛くない。究極的なリラックス状態で脳の状態を変える。

    40歳前後の年齢の時のランニングマシンの運動成績ー20年後にMRIで検査した時の脳の萎縮
    中年期の運動で血流が増え、より多くの酸素が脳に運ばれる

    無味乾燥でも何度も何度もしつこいほどやらせるのは記憶の定着において科学的に間違っていない
    勉強の好き嫌いの方が脳には重大

    孤独感と自己承認欲求は表裏一体でどちらか1つが解決すると他も解決する

  • 【Health】脳にいいこと悪いこと大全 / 柿木隆介 / 20171017 (79/675) <220/85231>
    ◆きっかけ
    ・日経広告

    ◆感想
    ・あまり参考になるようなことはなかった。

    ◆引用
    ・しっかり噛んで食べるが、一番の脳トレ
    ・怒りの沈め方:短く3回深呼吸

  • 巷で話題の内容は本当か? という内容。
    正直、しょうがないですけど「個人差です」とか「科学的には証明されていません」って残ってしまうのが気になりますねぇ

  • 1.セロトニン→オキシトシンが幸せを感じさせる
    2噛むこと→P300  脳トレ
    3薬指が人差し指より長い→男性ホルモンが多い
    再読すべき

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著者プロフィール

1953年生まれ、福岡県福岡市出身。臨床脳研究の第一人者。自然科学研究機構生理学研究所・教授、順天堂大学医学部・客員教授、国立大学法人総合研究大学院大学・教授。日本神経学会専門医。九州大学医学部卒業後、神経難病の解明を目指し神経内科医となる。その後、より深い次元で人間の脳機能を研究するためロンドン大学医学部神経研究所などを経て、39歳より現職。文部科学省、厚生労働省、環境省の大型研究プロジェクトのリーダーを務め、国際学会での招待講演もコンスタントに行なっている。研究テーマは多岐にわたるが、近年は「顔認知」と「痛み・痒み認知」研究に力を入れている。著書は『どうでもいいことで悩まない技術』(文響社)、『記憶力の脳科学』(大和書房)、『読むだけでさみしい心が落ち着く本 Look at me症候群の処方せん』(日本実業出版社)など多数。テレビなどを通じて脳科学の啓蒙活動も行なっており、本書では巷で言われている「脳科学的なこと」の真偽を、最新の脳科学研究から分析。「常識」のように語られることの中に潜む「エセ科学」をあぶり出しながら、科学的に実証されている「脳にいいこと・悪いこと」を示している。

「2017年 『脳にいいこと 悪いこと大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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