- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866570433
感想・レビュー・書評
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アラブもの。アラブ某国のイケメン次期国王×美形日本人商社マン。面白かったです。
センセの作品っていつも思うんですが、とにかく読みやすいです。すっと物語の世界観に入っていけるので、立ち止まることなくサクサクいけます。その分、既存の設定に頼ってる部分が大きいというか、いわゆる定番、王道です。センセは色んなジャンルに挑戦していて多彩ですが、最近ちょっと一本調子かなと思ってしまったり。…特にアラブは似たような話がTLだってあるし作家さんにとってはリスキーなジャンルです。
美形でちょっとびっちだけど、女々しさが一切ない庸のキャラがとてもよかったです。快楽主義なのに、目先の欲にとらわれない筋の通ったところが爽快でした。
アズィーズの方は典型的アラブの王子ってかんじでした。ちょっとイジワルで、でも愛情深い系。ただ、アズィーズ視点での描写が無かったのでいまひとつ彼の心情がつかみにくかったです。
どの程度庸のことを信じて愛していたのか、わかりづらかった気がします…
そこのところは、ルトフィーの登場のおかげで面白さが増量してたのはよかったです。もっと親子で庸を取り合って欲しかったです!ていうか、そういうのはこれからですね。
もっと痛い話かと思ったら、それほどでもなく…痛いの読みすぎて麻痺してる(笑)
状況描写は的確なんだけど、心理描写が少し希薄なのがもったいなかったです。
エロ的には、さじ加減が良くて満足。
さらっと読むには格好の一冊でした。 -
アラブ物。
ビッチな受けが得意先の男との不倫がバレて中東の国に左遷され、そのトランジット先で寝た男が実はその国の皇子だった!というあるある。
再開した皇子にはスパイと勘違いされ拉致られるものの怖い思いも痛い思いもせずあっさり和解。王子のある思惑から花嫁として手元に置いておかれる事になり、、。
しかも王子には息子が居て、、と、更にあるあるで、どうなんだろう?と思っていたけど子供を出す理由がちゃんとあって納得出来たので良かった。
(たまに、そこまで必要ないのに出演させる事もあるので)
途中街中に出る時の女装とか、女装が書きたかっただけですか?という流れもあったけどむしろ盛り盛りの設定で楽しめました!
私的には敵に拉致られ(受けにとっては相手が違っても2度目w)た時、もうちょっと大変な目にあっても(例えば薬を盛られてエロい事をされるとか)良いかなと思ったけど、これも比較的あっさり助け出されてた。
必見はあとがきで描かれてた北沢先生の攻め様の上半身裸体!
トーンの浅黒さ、割れている腹筋にはぁはぁしました。
これは是非続編を書いてもらいその挿絵の中で裸体を披露して欲しい。私の希望はシャワー後で濡れ髪を搔き上げる、水も滴る裸体!是非お願いしたい!