月夕のヨル (ダリア文庫)

著者 :
  • フロンティアワークス
4.04
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本棚登録 : 126
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866571546

作品紹介・あらすじ

「またねだね」

大学生の明は初恋の叔父を事故で亡くし、3年ものあいだ叶わぬ想いを抱えて生きてきた
。ある日淋しさから叔父の名前をネットで検索し、食事処のブログに辿り着く。
客の人生や日々を温かな目線で綴る店主の晴夜の人柄に癒され、やがて会いにいく明。
昇華できない想いを吐露するうちに、彼は「ぼくとの出会いを運命にしてみますか?」と提案してきて――
喪失を知る二人がさよならのない愛を得る物語。

感想・レビュー・書評

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  • とても幸せな物語だけど、最後だけがどうしても受け入れられませんでした…。
    恋が実った二人を見て幸せな気持ちで本を閉じたかったのに、まさか最後であんなに泣かされるとは。
    つまらないという訳ではないけど、おそらく二度と読まないと思います…。

  • 恋を終わらせられないヨルこと明と、セイヤこと晴夜
    歪な様でシリーズの中で一番求め合った二人だと思います。
    お互いが出会うべくして出会い、恋に落ち、純粋な高潔な魂を結びつけたのではないかと。
    心の繋がる愛を持っている二人のお話は悲しい様で愛おしいお話でした。
    氷泥のユキで死について触れ、そこから生まれる新たな繋がりが書かれたのは、月夕のヨルへの伏線でもあったのでしょうか。
    二人の出会いが明の初恋が叔父の死によりキチンと終わらなかったことからなのか、次元の違う愛を感じました。

    オススメ下さった友達たちの『泣くよ』の脅しは本物でした。

  • ⭐️3.5

  • 先にネタバレしていたので、ショックを受けないよう覚悟しながらの読了。そのおかげでラストは心穏やかに迎えられましたが、予備知識なしで読んでいたらかなり凹んだことを思うと複雑な心境です。
    作家さんなりのテーマが、ちゃんとあっての結末だからこそ賛否は問えませんが、BLにハッピーエンドを求めている層が一定数いることも事実なので、その辺の折り合いは難しいなー…って思いました。
    個人的にはアニパーシリーズで初めて朝丘さんの作品にハマったので、こういうラストはあまり望んでなかったかな。

  • なんかね、すごく読み進めにくかった。
    最後を予感していたか?・・・まさか!?

    いろいろな要素があって、ひとつひとつ消化するのがしんどかったかも。

    このシリーズ、何度も読んでしまいそうなので電子書籍買いそう(笑)。

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