【小説27巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身6」
- TOブックス (2021年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866992419
感想・レビュー・書評
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初の本音で話し合えるエルヴィーラとの母娘の会話が泣ける。
一歩引いて公平に物事を考えられるフロレンツィアも、ローゼマインのことをちゃんと心配しているし。ヴィルフリートやシャルロッテのことも。
麗乃時代から4人のお母さんがいて、どの母も優しいだけじゃない、欠点を教えてくれて、それも含めて愛してくれて。
今回はほんと母娘の話ですね。
リーゼレータの婚約破棄の裏側と、なんといってもハルトムートの裏がおもしろかった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
基本的には日常回ですね。ちょっとだけ中だるみな気分になります。
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フェルディナンド出てきたもののあまり活躍なし・・・、ランツェナーヴェの怪しい男が出てきたな、ディートリンデの間男?エルヴィーラの愛情深さに感動、フェルディナンドがマインの預け先にカルステッドを選んだのはカルステッドだけじゃなくエルヴィーラのことも信用してたからなんだな(三兄弟ももちろんだけど)ディルクがすっかり大きくしっかり者に育ってた、申し訳ないけどカミルより好きだな。トゥーリとルッツが婚約、まぁ秘密を共有する同士安全よね。
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僕の中でこの本の1番に良いなと思った所は、265ページのローゼマインがコピーする呪文を作った所です。そこのどこが良かったかと言うと、265ページ、14行から17行までのローゼマインの、最初は写本ができると思ってウキウキしていたのに、魔紙に書かれた魔力のインクじゃないとコピーできないと知って、一気に落ち込んだことです。
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フェルディナンドさまを救え!
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旧ヴェローニカ派の子供たちでも、貴族院にいた面々はあらかじめ知らされていて、時間をかけて受け容れる心づもりをしていたのは分かる。一方で、入学前特に洗礼式前の幼い子たちには不意打ちで庇護者を喪ったのだから、領主一族に対する心持ちも異なるという話になったのは、まあ道理ではある。
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エルヴィーラとの隠し部屋での話し合いのシーンはどうしても泣いてしまいます。母と子のふれあいが、ローゼマインに対する普段は見せない慈愛がほんとうにすてきで…リーゼレータの公開告白も好きなシーンです(笑)ルッツとトゥーリの淡い恋みたいな関係もかわいくてニヤニヤが止まりません。単行本に収録される短編のおかげで本編だけではわからなかった場面が描写されやっと謎が解けた部分が今回もたくさんありました。ローゼマインは意図的にいろんなものを見ないようにしてるんでしょうね…。ティートリンデのあのパッパラパー具合はなんとかならないんですかね。ジルヴェスターとゲオルギーネの戦いが見られるのも単行本ならではで楽しいです。