- Amazon.co.jp ・本
- / ISBN・EAN: 9784871186889
感想・レビュー・書評
-
一応読んだんだけど、実は4巻あたりすっ飛ばしてます。だって財前の出世工作ばっか見てたらいやになってきちゃった。でも続きが気になって結局Wikiであらすじ読んで、最終巻だけ読みました。激動の最終巻じゃった!
裁判のあたりは、涙なしには読めません。どんどん財前不利になっていくところは迫力です。
それにしても、里見はかっこいいね! きいは勝手に七三分けでクロブチ眼鏡の痩せぎすなおっちゃんを想像してたので、平成版ドラマがえぐちようすけってのに微妙な抵抗感があります。見てないからなんともいえないけどねー。
あと最初は嫌な感じだった東教授が、最後はかっこよかったです。手術を引き受けるあたりとか。大人…。
この話、よく考えたら「悪い人」っていないんだよね。皆自分の事に必死なだけで。逆に考えさせられちゃいます。
追記>
普通ブログに、2巻読了時の感想を書いてたのを発見しました。
「いつまでこんなウダウダが続くのだッ!?財前ムカつくッ、お前主役だろうッ!?今は断然東教授を支持するッ!だが東佐枝子は里見にそれ以上くっつくのではないッ!!」
きいはよっぽど、財前にご立腹だったようです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実際にはバラで買った。ドラマ視聴後に読み出したけど、
活字の方が汚い人間味をストレートに表現しており
それが虜にさせる。何度読んでも飽きない。
発行時期が昭和期であるがゆえ、ベースとなる医療思想に
若干の違和感があるのは仕方のない所か。 -
この作品は国立大学病院が舞台。第一外科の財前教授は威厳があり、地位や名誉を得るためには手段を選ばないが何故か好感が持てます。おそらく自分の欲望のために突き進む姿が潔く感じるのだと思います。
内科の里見助教授は大学病院のあり方に疑問を感じ、迷いながらも患者と向き合う真摯な姿勢、そして強い信念を持っている点は尊敬しています。ただもっと強かに生きればいいのにと、もどかしく感じました。
この作品は小説、ドラマ共に最高傑作です! -
山崎豊子さんの本は面白い上に長編だからなかなかやめられなくて読んでいる最中は寝不足になって困ります。
本編には関係ないですが、「財前」ってすごいインパクトのある名前だと思いませんか?筆者のネーミングセンスにも脱帽です。 -
時間をかけて読む価値ありの超大作。
おすすめ。 -
セットで買っても良いんじゃないか、な。つか欲しいこれ。
-
まさに社会派小説!であると同時に、山崎豊子さんの、膨大な取材・調査をひとつの小説にまとめあげる力、というか才能に思いっきり下を巻かせられます。個人的にはやはり完全学究肌の里見助教授の生き方に共感を覚え、第一部(5巻セットの文庫本では第3巻の終わり)を本当に悲しく読んだものです。「名作は色褪せない」の言葉通り、40年前の小説とは思えない瑞々しさです。
-
両親が買ってきて読んでました。
ドラマ版を後期見てたのですが
結構面白かったので私も読んでみました。
人々の気持ちが、しっかり伝わってきます。 -
財前教授の回診です・・・山崎作品ではこれが一番ではないでしょうか
-
【紹介5冊目】
唐沢寿明主演のドラマをみて、いつかは原作も読みたいと思っていた本。時代背景が昭和40年代で、現代版との違いを感じることはあるが、全5巻を一気に読めてしまう。これを見たあと、またドラマを見たくなった。