イティハーサ 全7巻

  • 116人登録
  • 4.59評価
    • (40)
    • (9)
    • (7)
    • (0)
    • (0)
  • 24レビュー
著者 : 水樹和佳子
  • 早川書房 (2003年11月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784871186896

イティハーサ 全7巻の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ・おれは…自分の運命を呪ったことはない。
    嘆いたことも、恐れたこともない。
    甘受しなければならない運命なら、
    ただ静かにそれを受け入れるしかないと、ずっと、そう思ってきた。
    だからおれは、不幸とは無縁だった
    だが不幸と無縁ということは、幸福とも無縁ということだ。おれは一切と無縁だった、幸も不幸も、善も悪も、愛も憎悪も。そうしなければ正気を保てなかった。
    天地は限りなく美しく厳しく、おれはそこにただ在るだけで、それだけで良かった。
    だがこうして櫛を作っていると、これを手渡せない自分が、無性に哀しかった、哀しいと、はじめて思った。
    哀しい分だけ、哀しみの深さの分だけ、おれは幸福なのかもしれないと、思った。

    ・風になれたらいいのに、そうしたらいつでも見ていられる。空の高みから、梢の陰から。そうして時々髪を散らして困らすの。

    ・偶然より運命ははるかに強い。

    ・水は流れて水となり、風は吹いて風となる。そして、人はゆらいで人となる…。

  • コミックスという枠組みを外して読みたい、
    今の若者たちに触れて欲しい連作。
    著者・水樹和佳子さんは、この作で
    2000年に星雲賞を受賞されました。

    あとがきに記された水樹さんの言葉も
    是非目を通して欲しいと思います。

  • 善と悪、どちらかだけでは歩みは止まる。必要とされているけれど、己は必要としない。すごく考えさせられるし、泣かされる。
    詳細を忘れた頃に再読、またしてもハマる。何年かに一度読み返したい。

    真・女神転生でもロウでもカオスでもなく、ニュートラルルートが真のエンディングだったな‥

  • 古代日本?を舞台にした漫画。金字塔な漫画だと思います。出てくる登場人物みんなかっこいいけれど、青比古推しです。知ることの大事さはこの漫画から学んだとも言えます。

  • 人はゆれて、人になる。悪は人を殺して歩みを止めるけど、善は生かしながらも人の歩みを止める。完全調和は進化を止めてしまう。
    人には人それぞれの生き方があって、救いがある。

    何が本当に正しいことなのか、人生の上で考えさせられる場面がいっぱい。なんとなく読み始めたけど、最後の方ははまって一気に読んだ。
    また時間を空けて読んだら新しい発見がありそう。良い作品でした。

  • 水樹和佳子先生の作品はまず絵柄が端正なことに驚かされますが、この作品は古代日本と思われる国の成り立ちに焦点が当てられ、内容的にも他に類を見ないものだと思います。
    SFといっていいのか、ファンタジーなのかジャンル分けが難しいところも魅力の1つかも。
    テーマ的に佐藤史生先生の「ワン・ゼロ」に近い気がするので、神話などに興味のある方にはおすすめです。

  • こういうお話大好きです。人それぞれ解釈の仕方があるはず…。

  • 昔々少女の頃、夢中で読んだ作家さんです。
    他の本はかなり呼んだのに
    事情があって、これは途中で読み切れなかった一冊
    一気に読みました
    すっきりしました
    萩尾望都の「百億の昼と千億の夜 」に通じるものがある

  • 大好きな本です!最初は癖のある絵がちょっと苦手に思えたのですが、すぐハマりました!それからは絵も内容もむっっっちゃ綺麗!!!
    やさしくてきびしくて強くて哀しい、本当に最高の漫画です!

  • 一番好きな漫画。
    豪華版もコミック版?も文庫も持っている・・・

全24件中 1 - 10件を表示

イティハーサ 全7巻を本棚に「読みたい」で登録しているひと

イティハーサ 全7巻を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

イティハーサ 全7巻を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

イティハーサ 全7巻を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする