本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784871272421
感想・レビュー・書評
-
認知症の著者が発症以降の体験を記録したエッセイ本。
現在もブログなどで情報発信しておられるようです。
車の営業マンだった著者が陥った「脳炎」「アルツハイマー型認知症」という病は、名前こそ知られているものの、誤解されていることが多いのだなと思いました。
特に、これらの病名と併記されてよく見る情報が「物忘れ」「感情が激しい」「最終的には寝たきりになる」といった物騒な文言ばかりなことは本当にそうだなと思いますし、高齢化している現代社会の今後を思うと、こういった当事者の方のエッセイで当人の気持ちについて、実際の困りごとについて、本当は誤解されている事柄について考えてみることは、とても大切なことのように感じます。
作中に出てきた「アリスのままで」は過去に本を読んだことがあるのですが、その本では鮮明に恐怖感や進行していく病の様子について書かれていたことを覚えています。
誰が、いつ、罹るのか分からない病だからこそ、情報源を豊かに保ちたいなと感じた一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
講談社「本」で見かけて
全1件中 1 - 1件を表示