- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872577402
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
何度も読んでます♪
-
本当の愛と執着を区別しましょう。前者は、理想的には何の見返りも期待せず、状況に左右されません。後者は、出来事や感情しだいで変わります。
-
”心の本質は、池の水のようなものです。
嵐で水がかき乱されれば、
池の底の泥が浮き上がって水をにごらせます。
しかし水の本質は汚いものではありません。”
(本文24ページ)
ダライ・ラマ14世の温かな心が、
短い言葉の数々ににじみ出ている。 -
ぐっとつかまれることばが多い
忘れてる大事なことを思い出した -
こういうある種の「名言集」はよくあるパターンですし、
最近は特によく見かけるように思います。
言葉というのは、文脈で意味が規定されるので、
一部だけを抜き出した言葉は意味を取り違える危険が高くあります。
それでもなお、と言いたいわけですが、この本は至宝の言葉の宝庫だと思います。
チベット仏教の歴史的な重み、というのもあるのでしょうが、それ以前に、
ダライ・ラマ14世法王猊下が個人的に魅力あふれる方なんだと感じます。 -
アドバイスしたいことは、ほんとうの満足感や心の安らぎはメンタル・トレーニングによってのみ得られるもので、外部からの刺激では決して得られないということです。古いチベットの格言に、来世か明日か、という言葉があります。どちらが先に来るかは、だれにもわからないのです。愛情とは他者が幸せを掴むよう望む気持ちです。本当の愛と執着を区別しましょう。前者は、理想的には何の見返りも期待せず、状況に左右されません。後者は、出来事や感情しだいで変わります。もし人に悪いことをしたら、後悔しましょう、あやまちを認めましょう。でももうこれで普通の生活はできない、と自分を非難することがないように。しかし自分のしたことは忘れないようにしましょう。憎んだり怒ったり不幸せになったりしても、相手が持っている物や成功に影響を及ぼさないことを思い出してください。この点から考えても、腹を立てるのは無意味なことなのです。
-
ダライ・ラマ法王の文言集。
温かく、厳しく、優しく、そしてユーモアのある言葉たち。
共通しているのは、慈悲に溢れていること。
「愛」や「慈悲」がどういったものなのか、時として分からなくなってしまうわたしにも、沁みる言葉。 -
数年前、あたしが一番つらかったとき、支えになってくれた本。
耐えがたい怒りや悲しみを、ひとつひとつ、シンプルなことばで解きほぐす。
どこの宗教の考えであれ、あたしは自分にしっくりきた考え方を、自分の支えにする。