建築の四層構造──サステイナブル・デザインをめぐる思考 ((10+1 series/ LIXIL出版))

著者 :
制作 : メディア・デザイン研究所 
  • INAXo
3.77
  • (2)
  • (6)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 78
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872751543

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 難波さんは、”ひとりハウスメーカー”だと思った。

    性能の良い住宅を、いかに安く効率よく実現するか。その迷いのない邁進っぷりはまさしくメーカーのイメージ。空間をつくるという感覚ではなく、あくまで性能を上げるという感じ。性能を追究するのはもちろん素晴しいことだ。住み心地や室内環境が良いにこしたことはない。月10件くらいのスピードでひたすら箱の家を量産し続ける難波さんは、私の目指すところとは真逆の位置にいるけれど、本当にすごいと思う。

    講演会で「仕事をもらえれば集合住宅も是非やりたい」と言っていた。マンションやアパートにまで手を広げられたら、そのうち東京は”箱の町”になっちゃうのでは。。

    文章が難波さんらしく固いかんじなので読むのにしばらく時間がかかりそう。

著者プロフィール

1947年大阪生まれ。1974東京大学大学院博士課程修了。1977年界工作舎設立。1996年より難波和彦+界工作舎代表。住宅として最低限の性能を最小限の物質によって達成するというコンセプトのもと、単純な箱型の外形と一室空間に近い内部構成による「箱の家」を提案。さまざまに展開する「箱の家」シリーズは140を数える。

「2011年 『木造仮設住宅群』 で使われていた紹介文から引用しています。」

難波和彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×