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- Amazon.co.jp ・本 (91ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872755121
感想・レビュー・書評
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ギャラリー展示にあわせて刊行されたヴィクトリアンタイルについての一冊だ。
展示自体は未見だが、タイルに興味があって手に取った。
ヴィクトリアンタイルと呼ばれるものがどのような歴史と技法をもって作り出され、どういった種類があり、どのように建築に活用されてきたのかということがよくわかる。
読んでいて、近代の創造には、発明と量産というものがキーワードとして付随するんだな、と思った。
新しい方式で新しい表現を発明し、それが量産できるように技法を模索する。タイルもそうやって新しいかたちを生み出し、発展した。
誰かがもっといいものを、と思案し、誰かがもっと安価に手軽に作ろう、と試行する。成功したものは財を成し、追随するものが現れ、やがて新たなものは陳腐化して当たり前のものになる。そうするとそこからまた、新たなものが生み出される。
すべての近代化はこうやって進んできたんだ、ということをタイルの歴史から感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<pre><b>W.モリスの「アーツ・アンド・クラフツ」運動からアール・
ヌーヴォー期に至るまでのイギリスに開花した美しい装飾タイ
ル。明治期の日本の洋館にも用いられたタイルの数々を紹介す
る。</b>
(INAX出版 書籍詳細より)
資料番号:010816478
請求記号:529/ヴ
形態:図書</pre>
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