- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872902358
作品紹介・あらすじ
あなたが今日、見ようとしているテレビの人気番組も、感動したあの名作番組も、実は番組じたいが広告だった!?CMを見ない人が急増する現在、マスメディアでは「見えない広告」が急速に拡がっている。マーケティングのプロが明かすテレビ・新聞・雑誌が書けないメディアの「常識」。テレビの新しい見方ができるようになる。
感想・レビュー・書評
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メディア
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図書館より
スポンサーや広告とテレビ、新聞などのメディアとの関係について書かれた本です。著者はケーブルテレビ局や広告会社でコンサルティングに参加した経験があるみたいです。
テレビを見ていて「宣伝露骨やなー」と思うことは何度もあり芸能人の美味しい、とかこれはすごい、っていうのは話半分で見ていたのですが、それでも改めて裏側がこうしっかりと書かれているとショックです(苦笑)。特にグルメ系の企画はほとんど信じられなくなりそう。
よく言われるアイドルのごり押しについてはあまり書かれていませんでしたが、たぶんそういうのもあるんだろうな、と想像してしまいます。
テレビが面白くなくなった、といわれる時代です。ネットなど娯楽の選択肢が増えたこともその一因なのでしょうが、テレビ自身が自らの首を絞めているような気がするのも事実です。アイディアが出尽くしただとか、コンプライアンスや製作費など、製作側の問題もあるのでしょうが、製作者側の選択肢を狭めている原因にスポンサーという存在が大きく関わっている、ということを実感させられた本でした。
また終盤ではテレビの電波が、なぜ地デジに移行したのか、ということが書かれているのですが、この話は全く知らなかったので面白かったです。そして現状のテレビの限界というものもなんとなく考えさせられました。 -
なんとなく知っている事を、あからさまに説明され
そうなんだよね、日本のTV界はとため息の出る本ですね。
ここで言われているように、確かに現在良い映像を作っているのは
NHKですね、コンテンツとして二次利用三次利用が可能だと思います。
そしてなぜか、TV東京も良いものを出している様に思いますが
これは首都東京に特化しているからでしょうか。
本当にTVは観たくないですと言いながら、SWを入れてしまう -
消費者ローンCMがなぜ増えたか?
顧客生涯価値によって一人の消費者が消費する生涯の金額は計算できる。
その為、消費をいっぺんに拡大することはできない。
消費者ローンは、給料枠にとらわれずに多額の消費を行うことができ、一生涯かかるはずの金額を短い期間で消費させることができる。
怖い魔法だ・・・・
代償は自己破産。 -
市立にもあり
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博報堂出身の著者がCMについてなぜここまで辛口に語るのかが面白い。私達は普段、自分で好きなテレビを選んで見ているはずだが、私達消費者は見えない広告にだまされているのだと著者は語る。なかなか面白い視点でテレビ広告が語られている。
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テレビの裏側が見えてきます。
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「あのドラマの配役はないだろ〜」という疑問が解ける本。最近TVが面白くなくなったと感じるあなたにおすすめ。あなたが流行遅れになったわけではなかったのです(でも、購買ターゲットに勘定されてないのは確か?)。