新装版 魔法の声

著者 : コルネーリア・フンケ 浅見昇吾

• WAVE出版 (2006年12月7日発売)

感想・レビュー・書評

[うりさんの感想 · 2009年9月21日]

フンケ作品。好きです。単純に面白かった。物語の登場人物をこの世に呼び出す魔法の声、それに端を発した少女メギーの冒険譚。個性的なキャラクターが楽しい。はらはらどきどき、物語の美しさ、不思議な世界や生き物たち、ファンタジーならではの楽しみに溢れています。ホコリ指のせつなさが、胸に迫りました。魔法の声のちからが、決して「いい」だけの力ではなく、それが原因で不幸をも呼び込んでしまうところが現実的で共感が持てました。インクハート（闇の心）が読んでみたくなった。
続きがでているようで、三部作の最終巻の日本発売が待たれるところです。続いて２巻を読みます。

[苫音さんの感想 · 2009年1月9日]

2009/01/06　読了

[森田ぬいさんの感想 · 2007年3月30日]

児童書なんだけど、こころの底に響く感じ。

著者プロフィール

1958年ドイツの西部、ヴェストファーレン州の町ドルステンに生まれる。ハンブルク大学で教育学を修め、卒業後、教育者としての仕事のかたわら、専門大学で本のイラストレーションを学ぶ。当初は子どもの本のイラストレーターとして出発。28 歳の時からは自分で文章も書くようになり、
以後フリーのイラストレーター、作家として活躍している。ドイツでもっとも著名な児童文学作家の一人であり、ウィーン児童文学賞、チューリヒ児童文学賞などこれまでに数多くの児童文学賞を受賞している。
著書に『どろぼうの神さま』『竜の騎士』『魔法の声』『魔法の文字』『魔法の言葉』『鏡の世界』（WAVE出版）などがある。

「2016年 『ゴーストの騎士』 で使われていた紹介文から引用しています。」