「頑張ってるのに報われない」と思ったら読む本

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  • WAVE出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872906387

感想・レビュー・書評

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  • 元Microsoft営業部長の筆者が、働くとは何かについて語る。

    報われないと思うのは、自分の為に頑張っていると思うから。
    仕事とは、そもそも厳しいもの

    仕事とは、自分の為ではなく、他者の為にすべきもの。
    他者の視点をきちんともたないと仕事にならない。

    以下、気になったフレーズ

    ・こだわるべきは相手の「期待値」

    ・仕事の目的を明確に
     「なにを」やるか、「なぜ」やるか
     「目的」、「理由」、「背景」を知ることで
      → ブレがなくなり、判断に迷う場合の立ち返る場所へ
      → 部下の納得感が増す

    ・「内的動機」で仕事を楽しく
     → 与えられた「外的動機」ではなく、自分なりの「内的動機」を作り出して、仕事を楽しむ。

    ・「やりたいこと」より「できること」を増やす

    ・「キャリアプラン」より「キャリアドリフト」
     → 多少流されても良い

    ・ストレスを感じた時は
     ①ストレスを感じている自分を受け入れる
     ②そのストレスと向き合ってあげること
     ③そのストレスを扱ってあげること
     → ストレスを感じている自分の心はそのままにしておいて、違う方法でストレスが解決されるようアプローチすること。
    → 「何かひっかかっていることはないか」「モヤモヤしていることはないか」と心の定点観察をした方がよい

    ・不満の根っこには不安がある

    ・「じゃあ、どうしようか」を口癖に
      → どんなに理不尽な状況でも、いったん受け入れ、口癖にすることで前向きになれる。

    ・たかが仕事、されど仕事
     「されど」な仕事からできるだけ「いただき」、「できること」を着実に増やしていく。
     →いやな上司を適当にあしらえる「余裕」や、悩んでも仕方がないことを「受け流せる」大人のメンタリティ、もしくは、たとえそれがどんなにタフな仕事でも「粛々と」やっつけるプロ意識

    ・スモールゴールで気持ちを切らさない

    ・仕事を支配する
     ToDoリストで先のタスクを具体化
     さきが見えない不安をなくす

    ・味方をつくる
     相手の懐に入る
     自分から腹を割る
     「相手の本音」に問題の解決の糸口がある
     敵陣に乗り込む
     せめて、誠意を伝える
     相手が思っていることを、先に口にする

    ・人をまきこめば仕事はエキサイティングになる

  • 働く=人のために動く 頑張っているだけではなく、成果・結果を出す 相手目線で考える→成果・レベル・相手の期待値
    結果を出すことで生き延びれる
    目的を理解すること 仕事をお願いする際にはしっかり説明すること
    人にほめられることを期待しない 結果を出すことで自分で喜べばよい
    クリエイティブに仕事をする 他人の指示や引継ぎの通りではなく、自分なりに改善・改革する
    単調な作業=ゲーム
    楽しく仕事をしよう 明るく仕事をすることで仕事・人が寄ってくる
    canを増やす
    上司ができる人とは限らない できない人の上の場合こそ自分で考えるチャンス
    失敗は次に活かす 失敗は忘れられないからこそ、繰り返さない
    困難・理不尽な状況→思考停止せずに、じゃあどうするか?を考える
    次の日にやるべきことをto do listにまとめる アイドリングアイムが減る スモールゴールがある安心感・達成感 寝る前に一度完全に忘れられる
    働く=人を動かす 人を動かす楽しさを知る
    返報性 まずは自分で動く

  • 頑張ってるのに報われないは自分目線。仕事をする上で自分目線は捨てる。
    お金という対価をもらっているので、頑張るのは当たり前。評価するのは自分ではなく他人の目線なのでとにかく結果を出すこと。
    働いていれば理不尽なこともあるが、理不尽なことに文句を言っても仕方ない。理不尽なことがあっても、反発せずに「されど仕事、たかが仕事」の気持ちで受け流す。
    仕事への向き合い方を学べ、働く上での精神的負担が少し軽くなる。

  • 結構勉強になった。仕事をテーマにした作品。該当読書ユーザーはこれから社会人か、社会人成り立ての人にはためになる本だと思います。まず購入する際に表紙が全部黄色で、タイトルは"報われない"というキーワードを見て、さぞかし救いのある言葉が載ってるのだろうと思って購入しましたが、内容は結構厳しい言葉が記載されています。まず冒頭に報われたいという言葉を頭から消すことと記載されています。なぜかというと報われるというのは自分が主語であるということ。ですが働くということは自分ではなく相手を主語にしなければならない。
    どんなピンからキリの仕事でも必ず意味があり、仕事の目的を正しく理解し、納得することで仕事の質が高まり、自身の経験値と積まれることになる。一番感銘を受けたのが キャリアアップではなくキャリアドリフトであるということ上を目指すのではなく、ドリフトして自分のできることを増やすという考え方はなるほどと思った。
    仕事に不満があり転職活動すると必ず失敗するとも書いてあったな。嫌いで転職しても必ずまた嫌いに出会うと書いてあった。ポイントやはり報われたいという受身の姿勢を変えることが一番重要。

  • 本書には、どうやったら報われるのか、ではなく、報われているの感じられるのか?そのヒントが書かれています。

    といっても、たくさん本を読んできた人にとっては、どこかで読んで知っていることが多いとも思います。そういう意味では本書は若い人に向けて書かれた本だと思うし、本文中でも若い人に向けていると取れる表現が何か所もありました。

    でも、「知っていること」と「できること」「やってること」は違う。
    本書を読んでいて、”これ、知ってる”と思うことも多々ありましたが、じゃぁ実際自分ができているか?というと、できていないことの方が多かったのも事実。
    「他の本にも書いてあったし、重要なことなんだな~。自分はできてないから、やらなきゃ!できるようにならなきゃ! この本でリマインドしてもらえてヨカッタ」そんな気持ちで読んだ方が、いいと思うんですよね、私は。

  • 類書が数多くある中で、中身がない。

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著者プロフィール

成蹊大学文学部卒業。ブラマンテ株式会社代表取締役。新卒採用された会社で「クビ」にならないために必死で働いた後、1999年マイクロソフト日本法人に転職。体育会系の厳しい職場で、主要商品の営業に一貫して従事。数少ない女性の営業部長になる。在籍中、プレジデント・アワードを2回受賞。2007年、ブラマンテ株式会社を設立。「若年層向け働き方論」などを中心に社員研修などの活動を行っている。著書に『ワークライフ“アンバランス”の仕事力』『プレイングマネージャーの教科書』など

「2013年 『「頑張ってるのに報われない」と思ったら読む本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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