90分でわかるサルトル (90分でわかるシリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872906936

作品紹介・あらすじ

第二次大戦後、廃墟と化したヨーロッパ。人々の心に空いた精神的な空洞を埋めたのは実存主義だった。実存主義という哲学の代弁者、サルトルの作品は学生や知識人だけではなく、革命家や一般市民まで広く読まれ支持されることになる。サルトルの実存主義は行動の哲学であり、一人ひとりの人間を刺激し行為へと促すものであった。サルトルの手で実存主義は、権威と対抗し「自らの手で世界を変える」という行動に結びついたのである。

感想・レビュー・書評

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  • サウナを哲学する為に、本当の哲学に手を出した。全然わからん。

  • とても読みやすい。
    けど、哲学の素養のないわたしのような人間が読むと、読みやすさ故にサラサラ読んでいて、ちゃんと理解出来ていない事にしばらく経ってから気がついて、少し戻って読み直すということが何度も発生してしまう…。
    良いのか悪いのか?
    サルトルの言っていることはもっともだと思う反面、生き方はあまり好きになれなかった。
    薬による幻覚から得た精神論は果たして真理なのか?
    あと、いくら自由恋愛だからって未成年に手出しちゃダメよ!ボーヴォワールもねっ!
    でも、当時の世間の人には愛されていたそうで…きっと直接会うとすごい人間力を感じさせるのだろうな。
    サルトルの言葉の中では
    「地獄、それは他人である」
    が一番ツボ。全くその通り!
    他者の目が無ければ、人はもっと楽に生きられるのに…人は他者との関わり無くしては生きられない哀しさ…

  • ぃやー。
    本屋でぶらぶらしてて、なんとなく一目ぼれましたね。
    というと語弊があるかな、手に取って、なんとなく立ち読みしてみたんです。時間があったから。
    そしたら、読みやすいのなんの!!

    2回くらい立ち寄って立ち読みした後、さすがに読破はな・・・ということでお買い上げ(笑)。

    3回目に行ったときは棚からなくなっていて、ひやっとしましたが(笑)、無事、その後また、入荷されたみたいです。

    なんか、哲学の中身が分かるっていうよりも、(それも、本当に大切なところワンポイントはこれで十分気もしつつ)なんていうか、サルトルの人柄含めてすごい全体像がよく分かった。
    つまり彼は、いけすかない、ドラッグ依存症ヤロウな訳ですが(笑)。
    すごい読みやすかったです。

    すべてオープンな男女関係、しばられない男女関係、というのが、全然本流じゃないかもだけど、衝撃だった。

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著者プロフィール

ロンドンに生まれる。ダブリンのトリニティ・カレッジで物理学・化学を学んだあと哲学に転向。作家としてのキャリアも長く、小説、歴史書、旅行記など数々の著作があり、サマーセット・モーム賞なども受賞している。数学、哲学、イタリア現代詩と様々な分野にわたって、大学で教鞭をとったこともある。「90分でわかる哲学者」シリーズはイギリスでベストセラーになり、多くの国で翻訳されている。哲学者シリーズの他に科学者や医学者を扱ったシリーズも刊行されている。

「2015年 『90分でわかるハイデガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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