不思議の国のアリス

  • エスクアイア マガジン ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872951059

感想・レビュー・書評

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  • アリスの世界観を表現できるのはシュヴァンクマイエルのみだと信じて疑わない私ですよ。
    ノーファンタジー!
    ノーキュート!
    ノーラブリー!
    ノールーム!ノールーム!!
    あるのは不気味さのみです。

  • 表紙が美しい!

  • ティム・バートン監督「アリス・イン・ワンダーランド」が人気の昨今だが……。

    とりあえずこの世界では机の引き出しの取っ手は役に立たない。

    「アリス」ははっきりいえば子供向けの本。
    どんな物語からでも論理や理屈や教訓や象徴を読み取ってしまう大人よりも、
    登場人物そのもの、現象そのもの、動きそのもの、を無意味に即物的に楽しめる子供でなければ、
    あのノンセンスなお話は味わえないのだろう。
    その意味で「アリス」は本当の意味での「童話」に組み入れられるものである。

    (※倉橋由美子「大人のための残酷童話」島田雅彦の解説)

    シュヴァンクマイエルの「アリス」は、大人でも楽しめる童話の映像、という奇怪なしろもの。
    もちろん子供でも楽しめるだろう、というより忘れられなくなるだろう。

    細部のこだわりがすばらしい。
    ・アリスの服が小汚い。
    ・BGMを排してSEを際立たせる。ドアの音、時計の表面を撫でる音、漫画チックな音。
    ・小汚いが可愛らしい家具たち。
    ・アンティークドールの不気味な顔。
    ・そしてトランプ兵の現実性!

    こんなにおもしろい映画を今まで見ていなかったなんて!

  • 2012/2/22購入

  • 内容は
    お馴染みの不思議の国のアリスなので
    内容は御存知の通り。
    本を読んでもらっていたら、ふかーい穴に落ちて
    drink me! eat me!で大きくなったり小さくなったり
    変な生き物たちとアリスが出会うっつーアレです。

    挿絵は、テニエルの方がいいと思った。

  • 怖いけど目が離せない。毒々しい魅力を持つ本。

  • このひとの脳内世界の中に入ってみたいなあと思う。

  • シュヴァンクマイエルによる奇妙な挿絵が楽しめるアリスです。

    かわいい本ばかりではつまらないので、入れてみました。

  • ヤンのアリスです。
    可愛いだけじゃないんです。

  • ディズニーが描くアリスとは違う。
    こんなにグロテスクなアリス、良いよね。

  • チェコのアーティストJan Svankmajerによる、
    アリス史上最もグロテスクなワンダーランド。

    ディズニーのような、
    どこをどう見ても可愛らしくて
    何をどうやってもハッピーに終わるタイプは
    あんまり好きではない。

    痛みと吐き気と多少の嫌悪感、
    けどそれらは決して目を背けたいものではなく
    時には砂糖菓子より甘美だったりもする。

  • チェコの映画監督・シュヴァンクマイエルがコラージュを担当したアリス。
    詩とか見ると、訳がけっこう好きな感じでした。

  • 格好いい

  • キャロルのシュールリアリズムはシュヴァンクマイエルのそれとは少し趣が違うと思うけれど、前者を後者によって解釈したら面白いのは確かだと思うんです。映画『アリス』では、シュヴァンク節はちょっと抑えめだったように思うけれど、この表紙を見る限り、この絵本ではシュヴァンク節絶好調って感じ。うーん、ほしい。

  • 歪みの世界

  • 欲しい!!

  • 今年の5月に浅草のアートスクェアで観た原画に感動。待ちに待ってた無表情アリス。いや、もう不快の一歩手前のコラージュが素敵です。開けてはいけない扉を開けてしまったような異様な世界が心地いいです。

  • ルイスキャロルは僕にとっては写真家として大きな存在。数学者でもあった彼。押さえきれない幼女に対しての感情が「不思議の国のアリス」にはあり写真史の歴史のなかにもアリスのプリントは存在する。そんな2面性が隠されている実は凄い本。

  • ずっと待ってたんだ。
    この本が出るの。
    ページを開いた瞬間、体の穴と言う穴からミートソースが出そうになりました。

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