イノベーションの神話

  • オライリー・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873113456

感想・レビュー・書評

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  • イノベーションを起こすことが求められ続けるなか、まとまった概念、哲学に加えて、実際的なアプローチについても展開してある良著だった。
    それぞれの「神話」を通して反面教師的であったり、それらのバックグラウンドとなる本質を解説。以下参考になった点を要約する。
    ・アイデアは、問題へ没入しインプットされた情報が熟成され、潜在意識の中から整理され気づくことから顕在化することがあり、しかしその後有益なものへ昇華するためには大変な作業が必要。
    ・問題を明確に定義し、解決する能力と結びつけることができるかどうかが大事。
    ・一見無関係な物事の結びつけを自由に行うことがセレンディピティにつながるのではないか。
    ・ときどき全体を俯瞰して、方向づけを修正すると良いのではないか。
    ・育まれる環境づくりのためのマネジメントをすすめるべき。
    ・新しく優秀なアイデアでも、容易さ・受け入れやすさとのバランスが重要。
    ・伝統と新しいアイデアの適切な落とし所を見つけていくバランス感覚を持ちたい。

  • 新規事業担当者は深みにはまる前にこの本は読んだ方がいいだろう。

  • イノベーションと呼ばれているそれはどうやってできたのかよくわかりました・・・。
    これは本当に良書と思いました!(すくなくとも僕にとっては)
    まさに神話として考えてるフシが自分にもあって、
    ブレークスルーした気分です。

    目次はこんな感じです。
    ---
    1章 ひらめきの神話
    2章 神話:私たちはイノベーションの歴史を理解している
    3章 神話:イノベーションを生み出す方法がある
    4章 神話:人は新しいアイデアを好む
    5章 神話:たった一人の発案者
    6章 神話:優れたアイデアは見つけづらい
    7章 神話:上司はイノベーションについてあなたより詳しい
    8章 神話:最も優れたアイデアが生き残る
    9章 神話:解決策こそ重要である
    10章 神話:イノベーションは常に良いものをもたらす
    ---

    すべて、そう信じられていることが多いけど現実を紐解くとイノベーション、イノベーターにそんなことはなかったという内容です。
    全部当たり前といえば当たり前なんだけど、
    そこを現実的にしてくれたかんじです。

    すべての章でそれぞれうーんと学べるそんな本でした。
    バイブルだこれは!ハードカバーだし。

    あ、あと結構面白かったのはちょくちょく面白い書き方していて
    にやっとしてしまいましたw
    真面目そうな本だけどユーモアもあるおちゃめな筆者さんのようです(・∀・)

  • 着眼点というか問題の捉え方を学ぶといううえでは非常に学びの多い本でした。分かりやすくて読みやすかったです★

  • 「イノベーションの神話」は存在しない。そもそも、この本を読むまで「神話的」であると想いもせずに信じていたいくつかの事が一気に瓦解したのは結構な衝撃だった。

  • 秀逸な経営書。イノベーションって言葉は確かに美化されすぎだと思う。客観化して向かい合うことで見えてくることは多い。ここに書いてある10の神話とそれをもとにした心構えは意識しておくといい物ばかり。

  • 日頃信じられている、イノベーションは天才のひらめきによって偶然生まれた、といった神話を真っ向から否定している。
    語り口も軽快で、説得力のある例をたくさん用いている。
    少なくとも将来に対する勇気を与えてくれる良書。

  • 最高ですイノベーションはそんなに簡単に出来ていないですよね、イノベーション(発明)の現実を理解させてくれる。
    今までの書籍は企業の担当者にイノベーションの出来ない実現の方法を示唆するもの。いままでに無い現実を直面させてくれるベスト本です。

  • The Myths of Innovation
    の翻訳版。
    面白い。

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