ギークマム ―21世紀のママと家族のための実験、工作、冒険アイデア (Make: Japan Books)
- オライリージャパン (2013年10月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873116365
作品紹介・あらすじ
コミック、ゲーム、SF、サイエンス、料理、手芸…自ら愛する世界を通じて、子どもを育てていきたいママと家族のための本。身近な素材を使って、すぐに家族で楽しめる実験・工作と先輩ギークママからのアドバイスが満載。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
子供と、生活を楽しみながら科学の分野などについて学ぶ具体的な方法など書かれている本。
ギークマムという題名で、
てっきりプログラミング教育系の話かと思っていたら全然違って、
「ギーク」というのは、
テクノロジーや、マンガ、ゲームなど多岐にわたる、日本語でいうところの、なんとかオタクみたいなことだった。 -
教育
-
単に子供との遊びを紹介する本かと思ったら、しっかり育児書だった。
マンガ、ゲーム、コスプレ、コンピューターなどなど、いわゆる「オタク」趣味の親が子供と楽しむやり方の提案をしつつ、科学やフェミニズムについてのコラムも挟んであって、読み応えのある一冊。
子供は決して親のおもちゃではない、という信条が文章に滲み出ていたのも良かった。
「本書で私たち執筆陣が何度も述べているように、大体において子育てとは、我が子の出来ること、出来る準備が整っていることが何であるかを親がよく把握する、要はただそれだけなのです。」
ただそれだけ、が難しいし、しょっちゅう忘れてしまうし、そもそも把握し切ることは不可能な気もするのだけど、頭に置いておきたい。 -
アイデア勝負。残念ながら海外仕様で日本ですぐできそうな遊びばかりではない。
アイデアも面白いが、コラム?は笑える。。。 -
やってみたいことオンパレード!しかし、こういうことをめんどくさがらずにやれる母に自分はなれるのか!?はっきり言って自信なし……
-
オタク趣味、ゲーム、実験、工作そのほかのマイナー趣味にはまったまま、大人になって、子供を持った人のための本。マム(母親)中心の話題だが、子供と趣味を共有したい、共有まで行かなくても一緒に楽しみたい人なら、興味深く読める内容。
特に、『ギークではない一般人(特に母親)との遭遇』や、『6歳未満の子に、携帯ゲームやスマホのゲームをやらせることについて』といったエッセイは、一読の価値あり。
日本では入手しづらい素材や、食文化的には好まれないレシピ(注:私はスモアの甘ったるさは異常、と思う派です)もあるので、実験アイディアやレシピを導入する際は、ぶっつけ本番より実験や話し合いを重ねるとよいでしょう。というより、そういった話し合いも子育てには重要ですよ。「初めから完璧な計画を立て、その通りにならないと気が済まない」両親より、「子供と一緒に試行錯誤を楽しむ」ほうがいいんじゃないかしら。
また、手作り化粧品を愛好する読者として、一言。
『ラベンダーのサンオイル』という、自宅で取れたラベンダーを植物油に浸し、太陽光にあてて抽出するレシピが掲載されています。冷浸法と呼ばれる方法ですが、アロマテラピーを真面目に勉強している人ならお分かりの通り、ハーブの種類によっては紫外線で成分が変化し、毒性を持つものがあります。(光毒性のこと)
本書で紹介されていたラベンダーは光毒性のリスクが無いハーブですが、ほかのハーブや植物素材で試してみたくなったら、なんでも適当に実験せず、光毒性を調べてからお試しくださいね。
という安全策を期すため、ツッコミを一つ入れたくなりました。内容はすごく面白いので、星4つといたします。 -
まだ子どもが小さいので、実践できることは少なかったけれど、
それ以上に、コラムが面白くて、それだけでも十分価値があると感じた。
そして、自分は思っている以上にギークなのかも…と、気づかされる一冊でもあった。 -
2013年誕生日のプレゼント。
ギークっていう言葉から「科学」のイメージを勝手に持っていたけど、それだけじゃないのが面白かった。
子どもと一緒に作ることができるおもちゃの作り方や、一から一緒に作るゲームのやり方など、将来子どもができたらやってみたい内容ばかり。
翻訳書なので、多少日本にそぐわないところもあるだろうということで☆3つ。