一人の監督につき見開き二ページでその生い立ちや経歴、作品の傾向を論じ、最後に右端に3作品くらい解説...という構成で注目の映画監督を紹介してくれる本。
たいていすでに知っている有名な人ばかりだけど、断片的な知識だったものが少しまとめられ、その監督の作品の流れが復習できたのは良かったかもしれない。知らない非英語圏の監督とかも興味深かったし、機会があったら見てみたいと思う。
しかし、どんなエッセイや評論を読んでも思うけど世の中には本当にたくさんの映画があって、意外とこの評論家とは絶対趣味が合って、この人の進めるものははずれなし!と思える人が残念ながら未だ見つからないなぁ。違うからこそ視点の違い、解釈の違いが面白くもあるけれど...。