ミサイル防衛-大いなる幻想: 東西の専門家20人が批判する

著者 :
制作 : デービッド クリーガー  カラー オン 
  • 高文研
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874982938

作品紹介・あらすじ

途方もない巨費を投じ、日本をも巻き込んで進行中のミサイル防衛に、はたしてゴールはあるのか?それは再び、核軍拡の連鎖を引き起こすだけではないのか?欧米はじめロシア、日本、中国、韓国、インドなどの軍事・軍縮専門家がそれぞれの視座から検証する。

感想・レビュー・書評

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  • ラムズフェルドが示し地エルように、世界の戦略的手安定に対する地政学的帰結を無視して、アメリカは弾道ミサイル防衛に突き進む決意である。

    北朝鮮の軍部主流派にとって、朝鮮半島における平和システムの構築は根本においてアメリカの対北朝鮮軍事政策の変化を伴う過程でなければならない。

    日本におけるアメリカの軍事的プレゼンスは、日本の核武装に対する抑止力であると宣伝されている。しかし結局、日本を自ら守るために必要なあらゆる政治的意志と手段を有する普通の国にしようとする日本国内の政治的気運を助長、正当化し。最終的に制止できなくなる。

    意図的な発射の危険は無視しうるほど小さい。酷使政治において非理性的なならず者などいない。仮想的なならず者は都市の上水道に毒物を入れたり、致死的な生物有機体を放出したりすることを考える。

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著者プロフィール

1937年9月1日、兵庫県洲本市生まれ。磁性物理学を専攻し、東京大学大学院数物系研究科応用物理学専攻博士課程修了。工学博士。ブルックヘブン米国立研究所(ニューヨーク州)、東北金属工業株式会社中央研究所、東京都立工科短期大学助教授を経て、1980年よりフリーの活動家・研究者として、さまざまな平和、軍縮、民主化、人権問題に取り組む。 現在、NPO法人ピースデポ特別顧問。長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)客員教授、初代センター長(2012~15年)。核軍縮・不拡散議員連盟(PNND)東アジア・コーディネーター。また、「北東アジアの平和と安全保障のためのパネル」(PSNA)委員。「朝鮮半島非核化合意の公正な履行に関する市民の監視活動」プロジェクト・リーダー、その『監視報告』ブログ・メルマガ責任者。『ピース・アルマナック―核兵器と戦争のない地球へ』監修者、刊行委員長。

「2021年 『北朝鮮の核兵器』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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