宇宙を叩く: 火焔太鼓・曼荼羅・アジアの響き

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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875023807

作品紹介・あらすじ

二つの大太鼓と両界曼荼羅。宇宙山を模す建鼓と、対をなして陰陽原理を解き明かす火焔太鼓。この二つの大太鼓を並べあい対比しあうことで、古代アジアの人びとが楽器に託し聴きとろうとした天界の響きが、より明瞭に読みとれるのではないか…。建鼓を見つめ、左・右二つの火焔太鼓の細部に眼をこらしながら、これまでに積み重なっていた資料を一気に統合することを試みました。そのときの作業の中で、私が取り組んでいるもう一つのテーマ、両界曼荼羅との結びつきが読み解けてきた。

著者プロフィール

杉浦康平(すぎうら こうへい)
1932年、東京生まれ・東京芸術大学建築学科卒。グラフィックデザイナー。
現在、神戸芸術工科大学名誉教授、同大のアジアンデザイン研究所所長を歴任。2011年秋、それまでの半世紀余にわたるデザイン作品の寄贈先である武蔵野美術大学美術館・図書館が「杉浦康平・脈動する本」展を主催。ブックデザインの集大成といえる作品群が一堂に会した。引き続きデザインアーカイブ特設サイト「デザイン・コスモス」が構想され、2021年に公開。主な受賞に、1997年の毎日芸術賞および紫綬褒章、2019年の旭日小綬章がある。
主著に、万物照応劇場シリーズ『日本のかたちアジアのカタチ』(三省堂)、『かたち誕生』(日本放送出版協会)、『宇宙を叩く』(工作舎)がある。また、本書『本が湧きだす』を含む「杉浦康平デザインの言葉」シリーズは、2010年『多主語的なアジア』(工作舎)から刊行をスタートした。2014年には、ダイアグラムと時間をテーマに『空間のシワ・時間のヒダ』(鹿島出版会)ほか、多くの著作がある。

「2022年 『本が湧きだす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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