学校で労働法・労働組合を学ぶ: ブラック企業に負けない!

著者 :
  • きょういくネット
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876478453

感想・レビュー・書評

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  • 10 学ぶことと働くことはどのような関係にあるのか[上原慎一先生] 3

    【ブックガイドのコメント】
    「権利を守るための様々な実践例が紹介されている。」
    (『ともに生きるための教育学へのレッスン40』184ページ)

    【北大ではここにあります(北海道大学蔵書目録へのリンク先)】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001693169

  • 高校生・大学生を持つ親が子供に買い与えるべき本。子供がバイトをしている。そこがどれだけ劣悪で違法な場所なのか?親は想像した事があるだろうか?本当は高校の教科書にすべきだろうけど。

  • 月曜の朝のようって喩【ゆ】が詩に変わるまで働こう まだはたらこう
     田中 綾

     今日は拙作をネタに。アルバイト賃金を初めて手にしたのは、16歳。原稿料なるものを初めて手にしたのは、22歳。以来、労働(家事労働も)を生きがいと感じているのだが、実は、労働法や働くルールに鈍感なまま、むやみに走ってきたようだ。

     原稿料はわずかなので、パートやアルバイトを常にかけ持ち。賃金未払いも何度かあったが、仕方がないとあきらめる発想しかなかった。複数の仕事に追われていると、考える余裕や、疑問すら持てないのだ。

     加えて、「雇用する側」に対する想像力にも乏しかった。何社か自己都合退職をしてしまったが(申し訳ない)、会社側が、採用や研修、新人育成にどれほど労力を注いでいたか―期待に応えることができず、お互いに損失だったと今にして思う。

     掲出歌の「月曜の朝」は、休日明けの労働者の、エンジンのかかりづらい体調の喩【たと】え。私は中年になって正職員になるという幸運に恵まれたが、それは同時に、年若い人の職を奪ったことでもあり、自己肯定感を持てなかった時の作。いまだに「詩」へと昇華する瞬間はなく、悩みつつ、正規/非正規を課題に働き続けている。

     だからこそ願う。未来を担う若者が、〈労働者になる〉ことの意味を自覚し、不安定ではない環境で働き、自信を持って子どもを産み育てる社会であってほしい、と。そのためにも、労働法を学ぶ機会は重要だ。

     その教育の実践書が、左記の新刊。「若者の使い捨ては社会全体にとっても損失です」(川村氏)に、深くうなずきつつ。

    (2014年11月30日掲載)
    ※ 本の画像が出ず、申し訳ありません・・・

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著者プロフィール

川村 雅則(北海学園大学経済学部教授)

「2021年 『北海道で考える〈平和〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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