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- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784876480395
感想・レビュー・書評
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きょう読み始めて数時間で読了。
幼い兄弟が戦争によって歩くことになった、長いながい旅路。施設を恐れて逃げ出すあたり、単純な「子ども」を描いているわけではないけれど、兄が「兄」のまま、弟が「弟」のままだったりするのは、やっぱり出版年が古いせいなのだろうな。1988年とちょっと古めの本で、原書は1978年と、さらに前。だからか、語り口や話の流れに古めかしさが残る。でも岩波系統の翻訳ものに親しんできたわたしにはあまり気にならない程度。それだけを理由に読まれないのだとしたら、惜しいなと思う。
訳者あとがきの、翻訳が「こころよいくつろぎの時間」ということばに共感。
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