孤独をたのしむ本―100のわたしの方法

著者 :
  • 興陽館
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本棚登録 : 241
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877232269

作品紹介・あらすじ

80歳、やっぱり「ひとり」が好き。
「ひとりの時間」を思いっきり味わいましょう。
「かわいい」「おしゃれ」の元祖。

80歳現役イラストレーターの田村セツコさんの書下ろし!

結婚していても結婚していなくても、若くても年をとっていても、いつでもどんなときでも「ひとりの時間」をたのしむコツを知っていたら、人生はこんなに面白い。

セツコグッズで70年代に一世風靡、サンリオ「いちご新聞」で『ハッピーおばさん』を最長記録、現在も連載中。

感想・レビュー・書評

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  • 孤独はそんなに悪いものではない、というのには同意します。でも少しだけ、拝読していると、ほんとは寂しいのに無理して、平気よっておっしゃってるところがある気がして、息苦しかったところもあります。後半は気軽なお喋りの感じで、楽しく読ませて頂きました。新発見!というのは、あまりなかったですが…。

    自分をうまく飼いならして、孤独を客観視して、自分が自分の味方になる。それは、セツコさんのおっしゃるとおり、すごく大事な、生きるチカラです。ただ…。そうですね。うーん。この方のおっしゃる、孤独でもOKというのは、『群れる』ことに対して、孤独でもいいじゃないかとおっしゃってるのです。別にそれなら、孤独のほうがもちろんずっと自由で、ノンシャランでいられるでしょう。でも、ホントの孤独って、そんなものかな?私は違うと思っています。

    本当の孤独って、自分の好きな人が、そこにいるのに気にもかけてくれなかったり、自分がいない方がイキイキしてたり。自分の都合のいいときだけそばに来たりすることの方じゃないかしら。一緒に楽しく過ごしたいのに。それがうまく噛み合わないのは…残念。

    ただ、わけもなく周りに人がいたって、それは流れていく風景と同じ。それなら一人のほうがずっといい。本当に仲が良かった人が、死んでしまうのは、それはつらいけど…もう運命ですから。悲しみが穏やかになれば、それでも生きていけます。

    本当につらいのは、仲がすごく良かった人と、生きていて、一緒にいられるのに、互いが必要なくなること。そっちの方が、よっぽど孤独で寂しい。それに効きそうなのは、カミツレのお茶くらいかな。そういう孤独には、「もう見ない!気にしない!」って、強引に呪文をかけるくらいしか方法がないですから。

    着心地のいい服を着て、明るい装いをして。きょうも一人、泣いても笑っても、誰にもとやかく言われることはありません。私は、私の最後の味方なのですから。大丈夫。やっかいなのはそこに、友人でも、恋人でも、伴侶でも。男女関係なく。

    「君だけが君一人の味方じゃない、そばにおいで」

    って、そういってくれる幻影を、望んでしまうこと。一人で生まれてきたのですから、一人でいるのは、自然なことなのに。セ・ラ・ヴィ。そう、確かにこれが人生。

  • 孤独がないと、人に頼ったり、誰かとつるんでワイワイおしゃべりして、結局なんにもできないものなんですよ。だから、孤独を大切な自分の宝物と据えること。わたしはそういうふうに思っています。

  • 孤独の時間を上手に楽しく使えば「充実した毎日」になる、をテーマに100のコラムが入った本。
    ものの考え方や、体を動かすことなど、元気になれる一冊。


    田村セツ子さんは、決して一生懸命に生きろとは言いません。
    本書では、どちらかと言うと力を抜くことの大切さがプッシュされています。

    孤独は自分を強くするギフト、として、楽しく生きる方法を教えてくれます。
    私は『つかれたら運動する』にドキリとしました。

  • 孤独をたのしみませんか?
    孤独な時こそ自分をよく知るチャンス!!!
    100の方法から、あなたに合った方法で前向きに生きましょう♪
    まずは気になるところだけ読んでみてください!!

    2023年図書館基礎特論実習生POPより

  • 筆者のポリシー本みたいな感じ。
    筆者のことをよく知らない人から見たら、『へー』だけで感想が終わる

  • 田村セツコさんの可愛さ、お茶目さが言葉や絵からキラキラと溢れ出し、読み終わったときには幸せな気分でいっぱいになっていました。1人を楽しむヒントが身近なところにたくさん溢れているんだなぁと気付きました。

  • イラストがかわいい。
    文字も比較的大きく 誰にでも読みやすい。
    孤独を楽しむ方法、考え方が100個書いてある。
    どれもさらっと書いてあるけれど 深いことも書いてある。
    もっと年を重ねたらまた読みたい一冊。

  • かわいいおばあちゃんの独り言みたいな感じ

  • セツコ先生の本、だーいすき!

  • 孤独をたのしむ本―100のわたしの方法。田村セツコ先生の著書。孤独という言葉はマイナスイメージがあるけれど、孤独は楽しいもので孤独は価値のあるもの。孤独を味方につけて、孤独と友だちになって、孤独を前向きに楽しみながら、日々の孤独生活を送る。田村セツコ先生のような孤独の達人になれれば、より充実した人生が送れそう。

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著者プロフィール

イラストレーター エッセイスト
1938年、東京生まれ。
高校卒業後、銀行OLを経て、画家・松本かつぢ氏の紹介でイラストの道へ。
1960年代に少女漫画雑誌『りぼん』(集英社)や『なかよし』(講談社)、『マーガレット』(集英社)、『少女クラブ』(講談社)の表紙や“おしゃれページ"で活躍。
1970年代には全国十数社と契約を結び、文具や小物などの“セツコ・グッズ"で一世を風靡。
1980年以降、ポプラ社の名作童話の挿絵や詩作、エッセイも手がける。現在はコラージュ技法を使った立体作品「こもりびと」シリーズなどの作品を精力的に製作し、年に数回、個展を開催。講演会、トークショーなどで多くの方に元気を与え続けている。『あなたにあえてよかった』『孤独をたのしむ本』『孤独ぎらいのひとり好き』『おしゃれなおばあさんになる本』『HAPPYおばさんのしあわせな暮らしかた』(興陽館)など、著書多数。

「2023年 『85歳のひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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