- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877284510
感想・レビュー・書評
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身近にありそうな恋のお話。
しかし、私は納得いかないので星ふたつで。
気に入った部分☆★☆
それから萩ははしゃいだ。バカを言ってはいづみを笑わせ、要司をあきれさせた。ビールもたくさん飲んだ。お料理もたくさん食べた。歌も歌った。そうしないと、ここに自分がいることが忘れられてしまいそうな気がした。
★☆★☆★
確かにせつない。
自分の恋人と友達がだんだん惹かれあったとしたら
別れを決意するのはわかる。
でも、最後に振ってあげるっていうのは
結局萩は弱いままだったって事にはならないのかな。
つらくても
大好きな要司のそばに居てなんとかしたいとは
思わなかったのかな。
要司といづみが駆け落ちしたとかいうなら
諦めもするだろうけど
果たしてその後、3人とも幸せになれたのだろうか。
そんな言い残した、聞き逃したことがある状態で
先に本当に進めるのだろうか。
そんなことを考えてしまった。
3人も嘘つき
そんなやさしさは本当のやさしさじゃない気がした。
苦手な人物像だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きだから、振ってあげる。<br>
分かるよーな 分かんないよーな。<br>
展開が分かりやすかったかな。 -
こちらも唯川さんの小説
途中で泣きそうになったり、まるで私が恋をしているようでした。凄く切ないんです。目の前で大好きなあの人が離れていくのを気づかないフリをして見つめているのは。
大切な友達のことをすきになってしまった彼と、彼に引かれる友人。いつのまにか自分の知らない彼の秘密を友人が知っていた。
心が凍りつくようでした。恋いしたいかた、泣きたい方におススメ!繊細な切ない描写に惚れ惚れしました! -
「ベター・ハーフ」に引き続き、唯川恵。
過去の恋に傷ついて、「もう何も求めない、ほしがらない」を心情にした女性が、恋人と親友の微妙な心を読み取って、自分から別れを決意してしまう話。
うーーん、たしかに「きれいごと」と「ぜんぜんきれいじゃない嫌な自分」のあたりの描写はうまいんだけど、結論がちょっと腑に落ちないというか・・・
短編だから、こんなもんかなぁ。
女性のたくましさとか強さとか、そういうのってどうやって作られていくんだろう?というのをちょっと見てみたい人には、よいかも。
でも、私にはあっさりしすぎたので星1つ。
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彼氏が親友と惹かれあってるのを見ていて、最後は自分から振ってあげる…。こんなカッコイイ女性になれることはナイと思う(^o^;)2006.05
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なんとなく結末が分かる本、というのがある。
いわゆる定番モノだ。
これがまさにそうだった。
定番モノにはその楽しみ方がある。
すなわち、過程を楽しむのだ。
結末はなんとなく見えている、ではどのようにその終着点に落とすのか。
またはどんでん返しを用意して、読者をいい意味で裏切ることもアリ、だ。
けれど・・・
個人的には、なんだか腑に落ちない終わりかただった。
いきなり遠くなっちゃったよ、と。
なので☆は3つ。
彼女の話は、私には当たり外れがあり過ぎる。 -
萩がアパートに引っ越して来たのは半年前。世田谷線の若林というところだ。築15年で日当たりも悪い。だけど萩はここが気に入っている…。悲しいけれど元気になれる、そんな小説。
欲しがらないとダメっていうことが言いたいんでしょうけどね。現実ではないんじゃないかな。 -
唯川恵の小説はあまり好きではないのだけど、これだけは読み入ってしまいました。。
自分の恋人が、だんだんと親友に心変わりしているのが分かってしまった主人公が取った行動に思わず涙してしまう作品です。
「好きだから、ふってあげる」
って、すごい台詞だわ。 -
主人公の年齢は23歳だけど。とてもまても大人だなと。恋愛観がすてき。
すがらずに、はっきりと、美しく。私もまだまだ考え方が幼いのね。。 -
主人公の決断、自分が出来るかっていうとできないと思う。すごくかっこいい。
でも、二人の気持ちを知りながら付き合いを続けていくのも辛いだろうな、、、現実にこの状況を突きつけられたら不幸すぎるとしか言えない。
自分をフッた相手がしぼんでる時に、鼓舞してあげてる時点でこの主人公はめちゃくちゃ強い人だなって思った。