- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784878932564
感想・レビュー・書評
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昭和から平成までの、自殺の背景と方法を追った本。古本屋でなんとなく気になり、読了。
時代によってそれは大きく変化していくけれど、でもやはり、何か共通の空気感を感じた。
その目の前に見える世界は、誰が悪いわけでなく、ただただあまりに狭く、先の未来を明るく捉えられない。
それは、過去に起きたこと、今起きていること、先にある未来を見たときに、どれを取っても苦しかった、んじゃないか。
ある人は言った。
自殺するなんて、親を不幸にするだけなのに、と。
イヤ、本人たちはそんなの重々承知なのだ。
悲しいくらいに。
むしろその親が、原因だったりもするのだ。
どこかで救えたら。
どこかであたためられたら。
でも、それすら、無意味なのかもしれない。
ずっと責任を負うことはできない。
大事にしたい人を、責任を持って、大事にしていくだけだ。
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http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4878932562
── 下川 耿史《10代の遺書 昭和~平成・自殺流行史 199606‥ 作品社》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/480680195X
── 山本 健治《年表 子どもの事件 1945-1989 198912‥ 柘植書房新社》
http://blog.livedoor.jp/kangaeru2001/archives/50849840.html
少年犯罪データベースドア
── 文部科学省の調査によると、1999年以来いじめ自殺は「0件」が
続いているということです。(20061021)
http://edugarden.blog50.fc2.com/blog-entry-415.html
いじめ自殺と文科省統計の乖離 - きょういくブログ
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20061101
いじめ白書 ~ 19650522-20061101 ~
http://adlib.hatenablog.com/entries/2012/07/08