ドメスティック・バイオレンスと家族の病理

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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878933820

作品紹介・あらすじ

なぜ夫は、愛する家族を殴るのか?米国での加害者研究の成果と、日本での実践をもとに、臨床社会学の視点から、家族病理としてのDVを解読する。

感想・レビュー・書評

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  • 2009年度後期、EHゼミ講読テキスト。さまざまな暴力を、「暴力」「DV]「ハラスメント」と分け、DVを、非常に近い関係にある(家族など)ことによって発生するものと位置づける。この方法によって、加害者の属性や特性にすべてを還元するような議論から離脱できる。暴力やDVに関わる過去の有名な議論を丁寧に紹介している。

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著者プロフィール

1958年生まれ。立命館大学産業社会学部教授/大学院人間科学研究科教授。多様な逸脱行動を通して社会的な苦悩と苦難の機微(ミクロ)と機制(マクロ)を考える社会病理学を専門とし、臨床社会学の視点から社会病理、家族病理を研究している。カリフォルニア州立大学バークリー校客員研究員(1994~95年)、シドニー大学教育学部客員研究員(2003~04年)。『「男らしさ」からの自由』(かもがわ出版、1996)、『家族のゆくえ』(人文書院、1988)、『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』(作品社、2001)、『新編 日本のフェミニズム 12 男性学』(岩波書店、2009年)、『対人援助学の可能性』(福村出版、2010)、『虐待者パーソナリティの研究』D.ダットン著・中村正監訳(明石書店)など著書・訳書多数。『対人援助学マガジン』(対人援助学会)での連載「臨床社会学の方法」、「社会臨床の視界」も継続中(2014年~)。

「2018年 『アルフレッド・シュッツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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