ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ

著者 :
  • 而立書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880594170

作品紹介・あらすじ

舞台は、大手メディアの政治部が入居する国会記者会館。国会議事堂、総理大臣官邸、内閣府などを一望できるこのビルの屋上に、フリーのビデオジャーナリストが潜入する。そんな彼女が偶然見聞きした驚くべき事件とは……。

第26回読売演劇大賞・選考委員特別賞(二兎社)、優秀男優賞(松尾貴史)、優秀演出家賞(永井愛)受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 「国民のために、民主的な独裁政治が必要なの」的なフレーズ、映画『新聞記者』の「国の安定のために、1つの政権がなるべく長くずっと続くようにしなきゃいけない」的な官僚の台詞を思い出した。

  • 「メディアをうらむな。メディアをつくれ」

    日本特有とも言われるシステム
    〈記者クラブ〉に鋭く切り込んだ問題作。

    次回作の完結編こそは劇場で観たい..。

  • 何と、舞台は記者クラブのあるビルの屋上。これだけで戯曲がどんなに面白いか分かる。傑作だ。

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著者プロフィール

1951年 東京生まれ。桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒。
1981年 大石静と劇団二兎社を旗揚げ。1991年より二兎社主宰。
第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第1回鶴屋南北戯曲賞、第44回岸田國士戯曲賞、第52回読売文学賞、第1回朝日舞台芸術賞「秋元松代賞」、第65回芸術選奨文部科学大臣賞、第60回毎日芸術賞などを受賞。
主な作品
「時の物置」「パパのデモクラシー」「僕の東京日記」「見よ、飛行機の高く飛べるを」「ら抜きの殺意」「兄帰る」「萩家の三姉妹」「こんにちは、母さん」「日暮町風土記」「新・明暗」「歌わせたい男たち」「片づけたい女たち」「鷗外の怪談」「書く女」「ザ・空気」「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」「ザ・空気 ver.3 そして彼は去った…」「私たちは何も知らない」

「2021年 『鷗外の怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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