- Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880653075
作品紹介・あらすじ
ハードボイルドに魅せられた男たちと映画に魅せられた男たちに贈る、映画コラム。好評シリーズ第4弾、発売!
ラ・マンチャの男/あしたのジョー/ミシシッピ・バーニング/マルタの鷹/ロンゲスト・ヤード/ダイ・ハード3/その男凶暴につき/笑う警官/パッチギ/炎の人ゴッホ/スタンド・バイ・ミー/大いなる野望/アビエイター/ネバダ・スミス/ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男/ブラジルから来た少年/マラソン・マン/ゴールデンボーイ/夜と霧/アンネの日記/愛を読むひと/縞模様のパジャマの少年カサノバ/存在の耐えられない軽さ/それでも恋するバルセロナ/コレラの時代の愛/抱擁のかけら/恋愛日記/柔らかい肌/黒衣の花嫁/好色一代男 他コラム総数約150本
感想・レビュー・書評
-
この『映画がなければ生きていけない』を読者として読むようになってだいぶ経つが、改めて「芳醇な」筆致に酔わされる。華麗なレトリックを駆使して、というのとは違う。著者の筆はむしろ地道な努力に根差した堅実さと丁寧さに裏打ちされたもので、心地よく読ませる。プロであることの矜持や日々を穏やかに生きていくということ。これらは誰もができることではある。だが、意外と疎かにしがちなことでもあるだろう。そうしたベーシックな部分を大事にして書き続けられたコラムをこうして分厚い大著として読めるのだから、なんと私たちは幸せなことか
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ようやく出た四巻目。今回は何と言っても内藤陳氏との別れに尽きます。「君よ憤怒の河を渡れ」を先日観たのは、この本で紹介されていたから。