- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880862873
作品紹介・あらすじ
国家財政の破綻、通貨危機、資源戦争-偽書と罵られようが何であろうが、21世紀の歴史は、この書の通りに進行している。
感想・レビュー・書評
-
シオンの議定書。シオンの議定書というと突拍子のない奇妙奇天烈で出鱈目な内容と思い込みがちだけれど、実際に読んでみるともしかしたら現代社会はシオンの議定書で述べられているような世界へ進んでいるのかもしれないと思わされる内容でした。傲慢な思い込みをせずに謙虚な気持ちで本を手に取ることの大切さを改めて思い知らされました。そうすることで学べることは多いから。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ユダヤ人の陰謀のプロトコルということだが、基本的にはバカバカしい。ユダヤ教徒がこのようなことを考えていてなどとは思わない。が、中華思想をベースにした一党独裁勢力や宗教を背景にした政治勢力など利己的な覇権主義者たちの哲学書だと思えばこれは非常になにかを言い当てているように思う。バカバカしいと笑殺してもいいが、このマインドは悪意あるロビー活動に通底しているとも思うし、これが西洋で広まったという恐ろしさ。ホロコーストの下地にもなっているだろう。このような陰謀論がどのように生まれ実質的な効力を持つかなどを考えるのに丁度いい本だと思う。世の中には陰謀論を払拭できない人は大勢いる。ノストラダムスの大予言を不安に思っていた人は少なくない。正しく世の中を見つめる意味でも、こういう言説の成り立ちや影響力を考えることは悪くないことだと思う。
-
ユダヤ人にいわせるとソ連情報機関の捏造文書という。