「森と水」の関係を解き明かす 現場からのメッセージ

著者 :
  • 全国林業改良普及協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881382387

作品紹介・あらすじ

本書は、私たちが森から得ている恵みの一つである「水」を題材にして、森と水と人との関係の歴史、今何がどこまで解明されているかを整理しました。さまざまな森の機能、環境サービスを私たちがどう評価し、それを高めていくのか。「森と水と人の関係」を再構築しようと奮闘している科学者、技術者、行政、森林ボランティア、シンクタンク、企業、市民の皆さんのさまざまな取り組みを現地レポートを交えて紹介しています。
 森づくりという現実問題に取り組む際、科学者や研究者を探し、育て、ともに汗を流すことの大事さ、必要十分な知識や情報を入手し、共有し、活用することの有効性を感じていただけることでしょう。地域の人々、森林管理に現場で関わる技術者、従事者、そして科学者、研究者、専門家とともに、社会全体が納得する森林管理を創っていくための手法を探求した一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 森林の持つ水に及ぼす作用と、われわれ人間が受けられる機能について、どのような研究・事業が行われ、成果がどの程度出ているのか、今後はどうするべきなのか、の現状をまとめた本。
    「現場からのメッセージ」とあるように、現場の要望や苦労も多く書かれています。研究者側の姿勢についても述べられているので、森林や水系に関わる全ての人にとって、読む価値はある一冊だと思います。おもしろいかと言われると。。。

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著者プロフィール

蔵治光一郎(くらじ・こういちろう)1965年東京都生まれ。東京大学農学部林学科卒業、同大学院博士課程在学中、青年海外協力隊員としてマレーシア・サバ州森林研究所に勤務。博士(農学)。東京大学助手、東京工業大学講師を経て、現在、東京大学准教授、大学院農学生命科学研究科附属演習林生態水文学研究所長。著書に『森の「恵み」は幻想か─科学者が考える森と人の関係』(化学同人)、『「森と水」の関係を解き明かす─現場からのメッセージ』(全国林業改良普及協会)、監訳書に『水の革命─森林、食糧生産、河川、流域圏の統合的管理』(築地書館)、編著書に『水をめぐるガバナンス─日本、アジア、ヨーロッパの現場から』(東信堂)、共編著書に『森の健康診断─100円グッズで始める市民と研究者の愉快な森林調査』『緑のダム─森林・河川・水環境・防災』(以上、築地書館)など。

「2014年 『緑のダムの科学 減災・森林・水循環』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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